「巨人紅白戦、紅組21-3白組」(13日、サンマリン)
巨人・沢村拓一投手(26)が13日、初の紅白戦で1回を無安打無失点に抑え、守護神奪取を猛アピールした。本人は「50%の仕上がり」と振り返ったが、直球の最速は早くも147キロをマーク。観戦に訪れた虎スコアラーを震え上がらせた。
剛速球がうなりを上げた。紅組の3番手としてマウンドに上がった沢村は、いきなり阿部と対戦。その2球目、臆することなく投げ込んだ内角直球がこの日の最速147キロをマークした。結局、阿部は3球目の直球でどん詰まりの一ゴロ。続く村田、亀井は直球とフォークのコンビネーションでいずれも二ゴロに仕留めた。
リリーフとしての適性の高さは、すでに証明済みだ。13年はシーズン途中から中継ぎで12試合に登板し、防御率0・63と抜群の安定感。この日、バックネット裏から見守った阪神・嶋田章スコアラーも、「あれだけ真っすぐの速い投手が後ろにいるのは嫌なもの。沢村は1イニングで来られたら、なかなか打てる投手ではない」と恐怖心をのぞかせる。
沢村は「今日は少し力んでいた」と反省の言葉を口にしたが、原監督は「(球に)勢いがあった」と満足げ。守護神を争うマシソンとのマッチレースで、沢村が上々のスタートを切った。※引用しました!
ゴジラ、トルネードがONと合体―。2020年東京五輪での野球、ソフトボールの競技復活に向けたPR映像で、巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(40)、日米通算201勝の野茂英雄氏(46)ら球界のレジェンドが共演することが17日、分かった。現役メジャー組の出演プランも進行中。日本ハム・大谷ら若手を交えた「JAPANドリームチーム」で、五輪復活を後押しする。
五輪復活の名のもとに、古今東西の野球人たちが集結する。全日本野球協会(BFJ)、日本ソフトボール協会(JSA)、日本野球機構(NPB)の3団体が作製するPR映像で、松井氏、野茂氏が、ONらと夢の共演を果たすことが判明した。
松井氏は現役時代に五輪出場の経験はないが、日米通算507本塁打を誇る「世界のゴジラ」。ともに国民栄誉賞に輝いた巨人・長嶋茂雄終身名誉監督は、すでに撮影を済ませており、恩師と力を合わせて、野球復活の機運を高める。
野茂氏が協力登板することも内定。ソウル五輪銀メダリストの殿堂入り右腕が、追い風を吹かせる。映像プロジェクトの関係者は「世代を超えて、野球の素晴らしさを伝えたい」と説明。ソフトバンク・王貞治球団会長の出演も決まっており、球界のレジェンドたちが、国内のムードを盛り上げる。
映像では、各人が五輪への思いを呼び掛けるとともにボールを投げて、キャッチボールのリレーをつなぐ。20年の主力世代となる二刀流・大谷、阪神・藤浪晋太郎に、ソフト界からは北京五輪金メダルのエース・上野由岐子が登場する。
さらに、五輪への懸け橋は海を渡りそうだ。別の関係者によると、マーリンズ・イチロー、レンジャーズ・ダルビッシュ有、ヤンキース・田中将大ら、現役メジャーリーガーの出演が検討されている。それぞれの所属球団の承諾を得るまで、ハードルは高いとみられるが、実現すれば、かつてないJAPANオールスターの総出演となる。
出演者の調整と並行して、映像の作製は急ピッチで進められており、3月上旬に行われるプロ・アマ野球、ソフトの合同会議までには、全体像が固まる見込み。完成したVTRは、3月21日開幕のセンバツ(甲子園)で初披露され、プロ野球のペナントレース、アマ野球、ソフトの各球場で放映される。球史を彩る日本のドリームチームが五輪復活へ、希望の光を照らす。
◆今後の東京五輪種目決定までの流れ
▽2015年4月 国際オリンピック委員会(IOC)理事会で追加種目の具体的な選定方法を討議。
▽9月 五輪・パラリンピック組織委員会が、野球・ソフトボール、空手、スカッシュなど各競技団体へのヒアリングを経て、国内の意向を提案。
▽16年8月 リオデジャネイロ五輪前のIOC総会で決定。 ※引用しました!
人気作家・横山秀夫氏(58)の傑作警察小説「64(ロクヨン)」が俳優・佐藤浩市(54)主演で映画化されることが17日、分かった。2部作「64―ロクヨン―前編/後編」(瀬々敬久監督)として2016年公開。佐藤にとって横山氏作品はNHK主演ドラマ「クライマーズ・ハイ」(05年)などがあるが、映画は初めて。
13年「このミステリーがすごい!」年間1位など累計82万部のベストセラー。昭和最後の64年に起きた少女誘拐殺人事件、ロクヨンと呼ばれた未解決事件は県警最大の汚点だった。刑事として捜査に関わった三上(佐藤)は平成14年、警務部広報官として記者クラブ、キャリア上司、古巣の刑事部と衝突。そこにロクヨンをなぞるような新たな誘拐事件が発生する。NHKがピエール瀧の主演で4月からドラマ放送することが決まっている。
読んだ時から主演を熱望していた佐藤は「大変な仕事になるという覚悟を決めなければできない作品。しかし自分がやりたい、やらなければという演者の欲と必ず強い作品にできるということを信じて監督、スタッフととともにぶつかりたい」。瀬々監督と脚本段階から人物像、演出方法を話し合う熱の入りようだ。
横山氏も「活字と映像は好敵手であり、だからこそ無二の親友にもなりうる。職業人として尊敬する佐藤浩市さんを始め、出演者の皆さんと製作スタッフの情熱が原作と映画を切っても切れない関係にしてくださると信じています」。今月下旬から撮影開始される。※引用しました!
「タッキー&翼」の滝沢秀明(32)が17日、主演・演出する東京・新橋演舞場公演「滝沢歌舞伎10th Anniversary」(4月8日~5月17日)の製作発表を都内で行い、8月に6日間のシンガポール公演を行うことを明らかにした。ジャニーズの舞台作品が海外で上演されるのは初めてで、滝沢は「シンガポールで本物の雪を降らせる予定です」と意気込んでいる。
10年目を迎えた「滝沢歌舞伎」の製作発表で、滝沢が「初めての海外公演が決定しました。アジアのたくさんのファンが待ってくれている。ジャニーズのエンターテインメントを海外にどんどん発信していける公演にしたい」と誇らしげに報告した。
シンガポールのリゾートホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」にある劇場「グランドシアター」(約2000席)で、8月18~23日の6日間公演。数年前から海外公演を模索し、数ある候補の中から建国50周年の節目の国であること、大掛かりな機材を持ち込める劇場であることを滝沢が現地を訪れ、確認した。
演目は、巨大なバルーンの鶴に乗るという日本の四季をテーマにした新作オリジナル歌舞伎と、過去の公演ダイジェストで構成予定。四季の冬の場面では、人工降雪機を使って客席に紙吹雪ではない雪を降らせ、夏の場面はお化けが登場する予定。また、字幕ではなく、英語中心のセリフという。
滝沢は「雪を見るのは初めてだと思う。見るだけでなく、温度も感じていただきたい。日本人の武器の和の文化を思い切り見せたい。フライングや衣装の早替えなど日本でやってるものはすべて持って行く」と力強く話した。
企画・構成・総合演出のジャニー喜多川氏は「成功してほしいし、成功すると思う。外国の厳しさも、タッキーだからこそ克服できると思う」と太鼓判を押す。ジャニーズの新しい歴史を切り開く期待と重圧。同時に背負う滝沢は「そういう機会に挑戦しなかったら、やる意味がない。スタートですよね。いい第一歩になれればいいなと思ってます」。シンガポール公演の成功が、世界進出の足がかりになる。
◆5月上演500回
滝沢歌舞伎は、06年に「滝沢演舞城」として新橋演舞場で初演し、フライングやイリュージョン、アクションなどを駆使したパフォーマンスと歴史絵巻で、09年まで4年間連続のロングラン上演を達成。10年から滝沢が演出も手掛け、東京・日生劇場で「滝沢歌舞伎」として12年まで上演。13年に新橋演舞場に戻って「滝沢演舞城」、14年にはタイトルを「滝沢歌舞伎」に統一した。今公演の5月14日に通算上演500回を達成することになる。※引用しました!
女優の天海祐希(47)が米アニメ映画「ミニオンズ」(ピエール・コフィン監督、7月31日公開)の日本語吹き替え版の声優を務めることが17日、分かった。絶世の美女だがわがままな悪党のボスを演じる。6月にはロサンゼルスのプレミア上映会に参加し、同役の英語版の声優を務めたオスカー女優サンドラ・ブロック(50)と対面予定。「ロサンゼルスに胸を張って行けるように、いいアフレコをしたい」と意気込む。
産業能率大が発表する「理想の上司」に5年連続で1位に選ばれ、世間からも頼れる女性としてのイメージが強い天海が、今回は“最強最悪の女ボス”に挑戦する。
同作は、黄色い謎の生物ミニオンが活躍するアニメ映画「怪盗グルー」シリーズの第3弾で、ミニオンの誕生の秘密や知られざる生態などが明かされる。天海が演じるのは、怪盗グルーと出会う前にミニオンたちが従っていたオードリー・ヘップバーン風の美女、スカーレット・オーバーキル。自分の思い通りにならないと攻撃的になるなど、わがままな性格の悪党だ。
上司やボス役を演じることが多い天海だが、今回選ばれた理由については「体も声も大きいからじゃないですか?大きいというのは人に圧力をかけることがあるから」と苦笑い。「『この役は天海がいいんじゃないの?』と言ってくださるのはすごく幸せなこと。そう言っていただけるような役者でいたい」と話す。
これまで宮崎駿監督のアニメ「崖の上のポニョ」(08年)などで声優経験はあるが、洋画アニメの吹き替えは経験が少なく「洋画のほうがアクションが大きく、自分がどれだけやっても絵の力が強い。声だけを聞くと『もっとやってもよかったんだ』と思うことがあった」と難しさも経験。人気シリーズだけに「皆様が作り上げてきたこのシリーズを、私だけ悪かったと言われたくない」と意気込んでいる。
6月の米ロサンゼルスプレミアにも出席し、サンドラ・ブロックと並んでレッドカーペットを歩く予定。ブロックの出演作「スピード」「ゼロ・グラビティ」などは見ていたといい、「はっきりとした主張を持ちながら、女性らしい部分ももっていらっしゃる。タフなのにかわいらしい」と印象を語った。
日米のスター女優の“共演”については「お話出来ないかもしれないので、後ろ姿でも見られたら」と控えめだが、「同じ役をやると近しくなるものがあると思う。その役と格闘するわけですから」と対面を心待ちにする。
「海外の方が見たときにも笑えるような内容になったら。ロサンゼルスに胸を張って行けるようにいいアフレコをして、日本版の最高を目指したい」とシリーズ最高傑作を目指す。
◆天海、ミニオンにメロメロ
天海は「怪盗グルー」シリーズの1、2作目を見てミニオンのファンになった。「1匹くらいほしい。なごみそうじゃないですか。仕事でとんでもない失敗をしても癒やされそうだし、家に帰ってエプロンとかしてたら抱きしめちゃいますね」とメロメロ。また、これまでは笑福亭鶴瓶(63)が主人公・グルーの声優を担当。鶴瓶にはまだ連絡をしておらず「メールしてみます。『自分やるんか~?』って言われそう」と笑った。※引用しました!