山羊蔵

興味があること、見たモノとかを納めておく蔵

攻殻機動隊 新劇場版を観に行く

2015-06-26 11:30:00 | 映画


ARISEの時は近くで公開されなくて、DVD化されたりするのをかなり長いこと待ったのですが、新劇場版は無事近くで公開されましたので、早速観に行ってきました。

TVシリーズの方もBS11で放映されてましたので、予習してから観に行ったのですが、予習しておいて正解ですね。

インタビュー記事か何かで新劇場版から見た人もわかるように…みたいなことが書かれてましたが、これだけ見て理解するのはちと難しいんではないですかねぇ。余裕があるのであれば、まずはTVシリーズの方を見てから映画を観て、パンフを買っておいて見終わった後に追加情報として入れた方が私は良いんじゃないのかなぁ…と思いました。



以下、いつものようにネタバレ的な事を書いてますので、まだ観てない方は観るのを止めましょう。






攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT [Blu-ray]


今回の映画は攻殻機動隊結成前夜ということで、TVシリーズで集めた"パーツ"がかみ合って、一つのチームになっていく過程が描かれています。
その中で素子の過去やTVシリーズにも出てきたクルツとの絡みなどが出てくるのですが、この辺りの話を知らないと良くわかんないんじゃないの?というのが私の感想です。



9課のメンバーがどうやって集められてきたのかとか、トグサがほぼ生身なのよ…みたいな話とか、他のシリーズでは素子はリモート義体とかガンガン使ってるんですが、このシリーズではスクラサスの絡みで別義体を使うのを嫌がってるとか、でもそれもクルツの話があって変わった行った…みたいな解釈があったりとか、その辺りがわかると見える面白さみたいなのがある気がするんですよねぇ。
※そういや、SACの2ndGIGでも素子の小さい頃(というと何か語弊がありそう)の話が出てた気がしますが、あっちは飛行機事故のせいで義体化した…みたいな描かれ方じゃ無かったっけ?となると新劇場版とちょっと違いますよね。



ま、色々書きましたが、新シリーズの最終版として見ると面白かったですし、新たな攻殻機動隊として楽しめました。
でも、私的にはSACシリーズが一番好きですね。また見直したくなってきた。



コーネリアスが音楽担当だったのですが、なかなか良い感じです。



イミテーション・ゲームを観に行く

2015-06-03 18:40:00 | 映画


どこかの記事で見て気になっていたイミテーション・ゲームを観て来ました。

何かでエニグマを解読して…みたいな話は聞いたことあったのですが、明らかになったのはつい最近なのですね。伝記の方もきちんと読んでみたいですね。



以下、いつものようにネタバレ的な事を書いてますので、まだ観てない方は観るのを止めましょう。



「イミテーション・ゲーム」オリジナル・サウンドトラック


泥棒に入られたにもかかわらず、何も取られてないという変わった学者が逮捕され、逮捕した刑事に対して自分の過去を話す…という形で話は進んでいきます。



その後、主人公のアラン・チューリングの過去の話を描いていくのですが、面白くなってくるのはドイツ軍が開発したエニグマの解読ができるあたりから。この映画、ほぼアクションシーンとかはないのですが、解読のための光が見え始めてからはアクションシーンと同じくらいドキドキする展開になっていきます。



その後、戦争は終結してチームも解散となるのですが、アラン・チューリングは色々な面で社会には受け入れられず、その結果最初の逮捕から刑の執行に至っていくようです。時代のせいというところもありますが、第2次大戦の終結を早めたある意味英雄と呼ばれても良いような人がこのような最期を遂げてしまうことは悲しいことですね。



アラン・チューリングについて書かれた本。