世の中には、
一度つきあった男は、
絶対に、「料理せねば気が済まない」女がいる。
もしも料理できなければ、必ず「自分の傷跡」を残してから去る。
男は思う。
「俺が何をしたと言うんや」
そう。
男は、ただ単に、つきあっただけなのだ。
そういう女には、
眼をつむって、お金を渡すしかない。
その際、女に未練の遺る言葉は、
1グラムでも、言っちゃいけない。
怖うおまっせ!
ただ、いいことも、ひとつある。
そういう女を体験した男は、
愛妻家になることだ。