菅官房長官と、東京新聞・望月衣塑子記者のバトルが続いている。
大地一人、冷静に第三者の眼で見ると、
両者に長所、欠点はあるものの、
全体として見ると、菅官房長官に、やや軍配を上げたい。
その理由ですが、
望月衣塑子記者は、
根掘り葉掘り、いろいろなことを聞こうとしているが、
そもそも国家というものは、
公にできないことが山ほどある存在なのです。
日本はいい方で、
お隣の国などは、
「秘密秘密秘密」「虚偽虚偽虚偽」の国であり、
国家の統計自体も、まるっきりウソなのでは?
…と言われています。
そこまでしないと、
国の存在を保てないということです。
しかも、記者の人権も、日本は、
非常に守られています。
世界には、未だに、ジャーナリストたちが、
虫けらのように殺されたり、
拷問を受けている国も少なからずあるのです。
そしてもうひとつ。
日本は、「責任の所在」が非常にあいまいな国です。
日本は、「忖度の国」であり、
何ごとも、言葉で明確に表さない習慣のある国なのです。
そういう困難な状況の中、菅官房長官は、
欠点はありますが、
なるだけ物事を公にする努力をしている官房長官だと、
大地一人は思っております。
なのに、望月衣塑子記者は、
普通の記者が3つの質問で済ますところを、
10も20もします。
望月衣塑子記者だって、
プライバシーに関することを、
公にできないことは山ほどあるでしょう!
自分の身になって考えてみられてはいかがでしょうか?
さらにもうひとつ。
望月衣塑子記者は、
タクティックスからも失格です。
もし本当のスクープを獲ようとするなら、
政府関係者と精神的に信頼関係にならないとダメです。
信頼関係になったとき初めて、
政府関係者も、「黙っておこうと思っていたことも、
つい口にしてしまうもの」なのです。
人間の関係とはそういうものであり、
逆に、望月衣塑子記者のように、
嫌われてしまうと、
「こいつには絶対、何も言うまい」
と思うことでしょう。
そうなると、記者会見の場が険悪なものとなり、
他の記者たちも、大迷惑を被ります。
他の記者たちが、迷惑を被ると、
その影響は、国民全体におよび、
国民全体も、結果的に、迷惑を被るわけです。
政府関係者におもねよ…とは言いませんが、
そこは、うまくタクティックスを使って、
相手から、真実の発言を引き出す・・・
というプロのジャーナリストの努力をされてはいかがでしょうか?
今の彼女は、
その意味では、プロとしてはまだまだ未熟者で、
菅官房長官から嫌われても仕方ないな
・・・と思っております。
さらに精進し、ぜひ頑張ってほしいものです。