今、台湾で最も話題の映画『海角七號』。
10月上旬に、台湾の友人から聞いて気になっていました。
台南出身の監督さんによる台湾映画なのですが、
口コミでどんどん広がって、
今やアン・リー監督の『色戒』を越える興行成績を更新中だそうです。
実家でのんびりしていた私たちは、母に誘われ、
今朝家族3人と母の友人たちと一緒に見てきました。
姫はポップコーンを食べながら、大人しく騒ぎもせず
見てくれたので、ほっとしました。
笑いあり、涙ありで楽しく見ていましたが、
この映画は北京語の他に日本語・台湾語も混じっているので、
ダーリンが物語を理解しているかどうか心配でした。
その後、聞いたら、大体のストーリーは理解できたそうです。
姫は最後のエンドロールが流れると、泣きだしてしまいました。
『なんで終わっちゃ~うの~?』『友子さんは~?』と泣きながら、
映画館をあとにしました。
主演の俳優さんの演技がとてもよくて
映画の全体のテンポもよくて、好みでした。
それから、劇中の音楽も好かったです。
物語は1945年の敗戦時、日本人教師が引き揚げ船の上で
台湾人の教え子に書いたラブレターが、
60年という歳月を越えて届けられることと、
現代に生きる台湾人男性と日本人女性の恋愛が
うまくミックスして描かれていますが、
単なるラブストーリーではなく、
二人を取り巻く人間たちもよく描かれているし、
台湾南部の田舎の雰囲気がそのまま伝わってくる温かみがある作品です。
海角七號オフィシャルサイト:
http://cape7.pixnet.net/blog/
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ちなみに、宮崎駿さんの『崖上のポニョ』は
来年の1月末に台湾に上演するようです。
『ポニョ』→『波・女丑』に訳されました。
漢字の意味は波の女の子で、発音はポニョに近いので、ナイス訳でした。