台南に戻って、真っ先に向かったのは、『永盛帆布行』です。
台南に帰ったら必ず『永盛帆布行』を訪ねようと思っていました。
店内の雰囲気。何台ものミシンで人気のトートバッグを作っています。
店の前。左側に小さなショーケースがあり、そこに販売するバッグが置かれています。
現品限りなんですが、
殆ど在庫がなくて、同じ茶色の生地で違う色の帯のバッグが何個か置いてあるだけでした。
『永盛帆布行』は、日本の植民地時代から現在まで70年以上の歴史があります。
現在のオーナーは、3代目だそうです。
最初は、主に学生のカバンを生産していましたが、
現在は、学生のカバン以外に丈夫でシンプルなトートバッグも作っています。
台湾の有名な映画監督李安(リ- アン)さんも、
青春時代、ここの店のカバンを使ったそうです。
ショーケースに李安さんがサインしたトートバッグが飾られています。
最近、台湾でも手作りのものにこだわる人が増えてきているし、
李安さんの影響もあり、
台湾のグッド商品のトップ12に選ばれているこの店には、
わざわざ台北から買いに来るお客さんが凄く増えているようです。
ショーケースにあった小さいサイズ(W350xH280xD120mm)を買いました。
價格:650元 (去年の10月に値上げしたそうです。)
生地はとてもしっかりしていて、中にはポケットが3つ付いています。
片方のサイドにもポケットがありました。
現場に持って行くA4サイズの製本図面がたっぷり入るので、嬉しいです。
永盛帆布行
住所|台南市中西區中正路12號(度小月の隣り)
電話|06-227-5125
營業時間|AM09:30~AM21:30
備考|直接電話でオーダーできますが、事前に振込が必要。
オーダーしてから、1ヶ月ほどかかります。
ご参考まで!
もう1軒の店『台南合成帆布行』を紹介します。
こちらの店のトートバッグは、生地が少し薄いですが、
下は台湾で流行っている客家の布で現代風にアレンジしているので、人気商品です。
オーナーの娘さんが日本に留学しているので、日本のお客さんの対応もできます。
店番のお祖母ちゃんは、日本語教育された時代の方なので日本語が話せます。
もう80歳?だと思いますが、元気モリモリ働いています。
ダーリンと娘と、楽しく話をしていました。
2日後の夕方に、陶芸のS先生を店に連れて行ったら、
朝にできたばかりのバッグが店内に並んでいましたが、
若い女性が8名ほど来店していて、商品を買い占めようとしました。
私は左側のバッグを購入しました。
真ん中のは、親戚にお土産用で、右側のは、ダーリン用です。
この店から、もう一度『永盛帆布行』に行ったら、
先ほどの8名の女性も来ていました。
ショーケースにはすでに在庫がないのに、
オーナーと何か交渉していました。
この人たちに圧倒されました。