ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

今夕のできごと(20240228)

2024年02月28日 | 名護市街で

2024年2月28日(水)曇 16時過ぎに家を出た。

そしたら機銃の音が聞えてくる。今までも時々あったが、これは機関銃だ。風向きがこちらだからな。そして上空から轟音が響いた。咄嗟に、音から大型軍用機だ!

振り返りながら上を向く。おう、E-3 空中警戒管制機だ。お皿が目立つ。南南東に向かい、キャンプシュワブの上で右旋回していく。嘉手納基地に戻るのだろう。時間を見たら16:30だった。中望遠でもバッチリ撮れた距離だった。残念。

この機体は、半径約400kmの範囲の索敵を行ない、味方の戦闘機等に攻撃を指示する。レーダードーム(レドーム)は直径9.1m、厚さ1,8mもあるらしい。これが回転し、全方位を探知する。全長46.62m、全幅44,42m、全高12.73mもある。レーダーを回しているときはものすごい電磁波を出すらしい。だから窓がないし、パイロットの窓は特殊加工されているようだ。ここいらじゃレーダー探索をやっていないだろうが、不気味だ。

18時頃帰路で、まだ機関銃の音が激しく聞えてくる。ジャストな風向きなのだ。帰宅後再確認。国道58号と国道329号の交差点から、辺野古岳まで4kmもない(直線距離)。近いね。近い。射撃音が聞えてくるのも当然な距離だ。普段、国道329号を経てバスで辺野古に通っており、約10kmと心得ているが、ぐるっと国道329は回っているからだ。

 ということで基地フェンスの豆知識(でもないか)。

Range=射撃場、

LZ(Landing Zone)=着陸帯、

GP(Gun Position)=発射陣地

OP(Objective Position)=着弾(目標)地

ゲートにこうした記号が出ていたら、その入り口の先にこうしたものがあるということ。

余談ながら、Gunと聞けば、拳銃かライフル銃しか思い出さない私だったが、大物も同じくGunという。榴弾砲などもガンだそうだ。火薬の爆発力で飛ぶのは、すべてGunだ。こうした観念は「西部劇」で作られたのだろう。「西部劇」とはヨーロッパから侵略し、先住民を迫害、虐殺し、「保護地」に押しやって奪い尽くした白人文化の産物だ。そうした背景を知らないまま、「格好いい」などと言っていたのだから、しょうもない。日本ではアイヌと琉球人などが先住民だ。知らないままでは、同じ過ちを繰り返す。



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