ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】各地の統一地方選に注目しています(20230326)

2023年03月26日 | 暮らしと政治

 色々と心配なことが多い今日この頃だ。なし崩し的にこの国は戦争する国に突進している。投機と軍事産業中心の国家に転換するようだが、完全に血迷っている。〈基本的人権・平和主義・主権在民〉のこの国の基調はボロボロだ。ここまでいかれてしまうと、如何なる手があり得るのだろうか?

 沖縄に10年(目)、暮らして、改めて沖縄と日本(国)の分断を感じている。歴史経験の違いを、「日本人」(やまとんちゅ)側から捉え返さなければならない。基地の島・沖縄を切り離したことで、日本は経済成長と「平和主義(もどき)」を謳歌してきた事実を軽視してきたのではなかろうか。その核心はあの侵略戦争を総括して来なかった負にあるのではないか。それが、この20年全面的に露呈しているのではないだろうか。

 今日本各地で統一地方選が始まっている。はっきりいってどこまで期待できるのか覚束ないが、自治の精神と基本的人権に基づいた平和主義を貫いていただきたい。「政治なんてさ」という白けは、自滅しか生み出さない。住民の目の前の問題を取り上げることから始めるべきだろう。そこと重ねて各地から戦争をしない、させない動きを強化していただきたい。

 私は、長年世田谷区に暮らしてきた(1950年代から1990年まで約35年。途中神奈川県大和市に一時いた)。杉並区に10年、豊島区に8年、新宿区に5年。だから昨年の杉並区長選に、内心ド注目していた。まさかの岸本聡子さんの逆転勝ちに驚かされた。杉並区に私が支持していた無所属の区議がいた。今はどうしているのだろうか。世田谷は長年住み、働き、活動していた場所であり、幾つもの市民運動、労働運動を私も参画して作ってきた。現区長の保坂展人も知り合いだ。

 自治体選挙は国政と違い、住むという具体的な場を巡る問題が焦点になる。課題の設定や、やりかたひとつで、ぐっとみじかにできるはずだ。一方で、国政と比べたらずんと小さく、影響力も限定的だ。自治の芽を据え、公共(共働)を育む活動を生み出せば、新たな可能性を作り出せるだろう。

 この国は、かって天皇に踊らされ、「戦後」78年、米国に踊らされている。「外国が脅威」だとはやし立てる前に、私たちは、足下を見つめよう。そこに〈基本的人権・主権在民・平和主義〉の芽があるはずだ。譲れないものを譲らない頑固さを、私たちは如何なる時代においても、手放してはなるまい。

 



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