ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】「自衛隊統合演習⑦」 「みくま」が丁度着岸するところだったホワイトビーチ(20231118ー➁)

2023年12月03日 | 米軍/自衛隊

2023年11月18日(土)曇 ➁

中城湾港を後にした私はホワイトビーチを目指した。運よくバスは順調にきた。平敷屋に15時前に着いた。

丁度、「みくま」」(FFM-4)が海軍岸壁に着岸するところだ。14:53

タグボートは海上自衛隊のここのだ。米軍艦船の接岸等は、中城湾港の民間タグボートがやっている。

海軍岸壁の右側に米国海軍駆逐艦が停まっている。14:53

何だろう?

ひとまず、型どおりいこう。

左(南東)側 右に見える海軍岸壁に「みくま」がタグに押されている。。14:55

ホワイトビーチの2つの岸壁を挟んで。3隻見える。14:55

右側陸軍岸壁は海上自衛隊の護衛艦だ。

右側、中城湾方面。特になし。対岸は南部の知念方面。14:55

左の隊舎など。積み荷などは何もない。静かだ。14:59

14:59 「みくま」については略。PG-826 「おおたか」ミサイル艇だ。ここでミサイル艇を私が見たのは初めてか。

調べたら、佐世保地方隊 佐世保警備隊 第3ミサイル艇隊 基準排水量200トン。全長50m。船首に62口径76ミリ単装速射砲1基。後ろに90式SSM(艦対艦ミサイル)連装発射筒2基

44ノット(74km/h)で航海できる。1990年代に「不審船」対応で導入されたのだ。それが沖縄に来る時代。どういうことでしょうか。

「62口径」とあるがこの意味は? 76ミリ(砲弾の直径)×62=4712ミリ=4.712m。砲身の長さ。ということです。

「おおたか」は佐世保地方隊所属(傘下)だと書いたが、ついでに。海上自衛隊は国内の海を①大湊(青森県下北半島)警備区、②横須賀警備区、③舞鶴警備区(京都府、日本海側)④呉警備区(広島県)、⑤佐世保警備区と分担している。

ここ(勝連半島)沖縄基地隊も佐世保警備区の一端だ。ということは「おおたか」はここらの海も「島」(シマ)にしていることになる。海上自衛隊の司令部は海上幕僚本部だが、実の指揮命令権は自衛艦隊司令(部)がもっているようだ。ここらの詳細は、要検証。「専守防衛」時代の遺産かも知れない。私もよーく勉強していきたい。

海軍岸壁に停泊しているDDG-105「DEWEY」(デューイ) 15:00

横須賀港を母港にしている。満載排水量9648トン。全長155.3m。横須賀=第7艦隊という説明をみかけるが、些か違う。横須賀を母港にしている=第7艦隊だが、第7艦隊とは個々の船を規定するモノではない。第7艦隊とはインド洋・太平洋の海域規定。同じ米国艦艇が第7艦隊の区域から、他の海域に入れば、別の艦隊に帰属する(指示命令を受ける)。米国は世界の海を股に掛け、○○艦隊と称して展開しており、あたかも海洋全搬を我が物顔に動いているかのようだ。こうした勝手な区域分けは、大国の国家エゴであり、大国の常套手段である。何処の国も、公海であれ、国家に取込まれていない海域の島を勝手に「我が国領土・領海」に編入することは植民地主義そのものだ。

米軍が「大文字」で動くあり方を私たちは、検証していくべきだ。たとえば、米国が核実験場に定めたマーシャル諸島など(ビキニ核実験で有名)は、どう考えても米国の領海内ではない。シマの島民を核被害に遭わせながら、一方的に避難を命じたり、戻れと言ったり。米国にそんな権限があるのだろうか。国際法のコの字も守っていないのではないか。私たちは、沖縄を戦場にさせないために、アジアを戦場させないためにも必要な検証だろう。

陸軍岸壁に停泊している海上自衛隊DD-114「すずなみ」。15:00

この船は第3護衛隊群(舞鶴が母港)傘下の第7護衛隊(大湊が母港)に所属。自衛隊統合演習に加わっていたのではないか。

「みくま」が着岸する。15:04

フラットな船体だ。ミサイル等が隠蔽されており、ものものしさがないが、多目的護衛艦と言われている。

どんな訓練をやってきたのだろうか?

15:31 後ろの甲板に、架橋が掛けられた。

クレーンが待機しており、これが架橋を行なったのだろう。

15:31 歩き始めている。

クレーンは帰っていった。

雲間から太陽光が輝く。15:41 

丁度ここに訪れた地元近くの女性のグループが感激していた。私は時々見かけているけど、「皆さんは初めて見たの?」、と言いたくなりました。それよりも陰影になっている不気味な戦闘艦(左下など)に気づいてください。私は彼女たちが、白けるだろうから指摘しなかった。

もう一枚。DDG-105「デューイ」 怪しげなレーダーを纏い、様々なミサイルを撃ちこめる艦艇だ。船尾の2つの穴蔵はヘリコプター搭載格納庫。SH-60が2機入ってる。狭いというのは素人の浅はかさ。ローターを畳んで入っている。15:53

尚、本日の4隻は、どのように関わっていたのか、個々にばらばらで偶然ここで邂逅したのか、私には分かりません。今後の解析が必要です。

曇っており、寒いし、歩き疲れたし、早めに帰ろう。

平敷屋に戻る。

途中で靴に小石が入り、立ち止まる。靴を脱ぎ、屈んだら。

高さ30cmぐらいの石敢当(いしがんとう)が目にとまった。災厄を払い、幸福を招く石板。中国起源だが、沖縄に特に多いものの、あちこちにあるらしい(「沖縄民俗辞典」)。16:04

本日のラストに少し救われた気分。



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