ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

武器見本市反対の行動に沖縄から連帯の声を届けたい(191118)

2019年11月18日 | 暮らしと政治
 今日2019年11月18日、千葉県の幕張メッセで、武器見本市が始まった。武器の国際的な商取引を加速しようとするものであり、これに対する抗議行動がJR海浜幕張駅南口、そして幕張メッセ前に400名が集まって行った。
 この国は、2014年、集団的自衛権の合憲化、特定秘密保護法の強行可決、武器輸出3原則の撤廃を経て、新たな戦争に向かう国へと、大転換した。これこそが安倍政権の本丸であり、武器で儲ける連中がうごめいてきたのだ。
 沖縄における新基地建設を巡る動きとも呼応したものであり、「島嶼防衛」を看板に掲げたこととも一体である。
 私(たち)は、1990年代初めから「武力で平和は作れない」と言ってきたが、どうもリアリティがないのか、大結集できたためしがなかった。如何なる戦争も武器と軍隊(人間)がなければ、不可能なのだ。武器と人間が結合されてこそ、大量な、残酷な殺戮が可能となるのだ。まして現代の武器は、ハイテク兵器であり、地球の裏側から特定の人を選び出し、体を打ち抜けるのだ。こうしたことが宇宙戦争とかサイバー攻撃だと言われながら、拡大されてきた。
 人間は、どこまで残酷になれるのか、どこまで無関心に、無責任になれるのか。沖縄が声を上げてきたのは、こうしたことを身体で自覚してきたからだろう。思い知らされてきたのだ。今も事件・事故は絶えない中で、未だに出撃基地の汚名を被らされている。
 他法で、東京であれ、千葉や神奈川には、武器産業があり、官邸があり、防衛省などの省庁がある。「首都圏」の人々自身が最前線に立たされていることを徹底的に自覚しなければ、ならない。無関心という「麻薬」に溺れているのは少数の人々ではない。大多数である。武器を売りつけ、買い付けることが、どれだけ私たちの暮らしを貶めているのか。武器産業が儲かれば儲かるほど、私たちの未来は閉ざされていくのだ。周囲で武器をつくっていれば必ず報復されるだろう。テロにおびえ、対テロ戦争に備えるのではなく、武器と人との結合を食い止め、「俺(米国が日本)が一番」とならずに、お互いに信頼関係を育めなければ、これからの人間の世界は必ず絶えていくだろう。それは武器の破壊力の強化のみならず、人間が生物であることを忘れているからだ。
 今こそ、「武器よさらば」と言いたいものだ。私は、心ある皆様の活動に注目している。明日11月19日、20日も、10時から14時、JR海浜幕張駅南口で、抗議行動が続けられるようだ。これは、日本・沖縄のみならず、全世界に響く闘いになるはずだ。頑張ろう。武器よ、さらば!


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