米国空軍特殊作戦司令部スライス中将が去る8月16日、CV-22オスプレイの飛行を差し止め、機体を点検するとしていました(既報)。在日米軍では横田基地(東京都)にこのCV-22が6機配備されています。これが9月2日飛行が再開されました。
エンジンとプロペラ・ローターをつなぐクラッチにあるらしい不具合の原因を特定できなかったが、再開するって、どういうことか、理解不能。明瞭にわかるものであれば、誰も苦労していない。パイロットの訓練と整備士による整備でカバーするらしい。要するに何も変わっていない。
CV-22も普天間基地にいるMV-22も基本構造は同じです。危なっかしいまま飛ぶということ。飛行の下に学校もあれば保育園もあり、運動競技場や、何よりも人家があり、人が住んでいる。黄信号をつけたまま、飛ぶな! 米軍は飛ばすな! 日本政府は容認するな!
【補足】日本政府・防衛省は、米空軍が何を点検したのか、如何なる訓練と整備の向上でのりきるつもりなのかを確かめるべきだ。わかりましたでスルーしてはいけない。何せ陸上自衛隊もV-22を所有しており、知りませんでしたでは済まないぞ。
(沖縄タイムスの記事ー20220904ーに間違いあり。「エンジンとプロペラのローターをつなぐクラッチ」とありますが、オスプレイはプロペラ=ローターです。プロペラは水平モードで飛ぶとき、ローターは垂直モードで飛ぶ際の呼称。一石二鳥(飛行機機能とヘリコプター機能)とやったものだから、どうしても無理が生じる)
基本的な技術的解析ができないまま飛ばしていることじたい、軍隊の唯我独尊ぶりを示しています。こんなだから益々私たちは『沖縄の空を沖縄に返せ!』と言わざるを得ないのです。わかりますか?