昨夜再び、福島・宮城で震度6強の地震の報を聞き、原発のことを思った。あれから10年経つのに、一向に原発廃止の声が高まっていない。超危険だと分かりながら、維持管理が困難だと承知しながら、学習していない政府・自治体。
原発が爆発することを体験したはずなのに、放射能は相当な範囲に拡散するものだと知ったはずなのに、除染は困難だと知ったはずなのに、原発を固持したがる輩。そんな連中がまだ政権を握っている。
どこに何万年もの長きに亘って、安全に管理できると言える奴がいるのか。もしいたらそれは詐欺だ。地球の未来を人類の未来をそこまで予見できる人はいない。原発は所詮原爆から始まった技術であって、安全第一に設計されていない。構造的に不可能なのだ。そんなものを維持する姿勢は、現代のコロナ禍でもみられることだ。自分の儲けのための政治、人人のことなんか知らぬの姿勢が明確な政治。それは米国の下に収まってきた卑屈な政治と重なっている。
再び叫ばなければならない。原発を全廃させよう。今即刻廃したとしても、その管理は未来永劫。これからの世代に押しつけられていくのだ。原発を廃止するためには、儲けることしか頭にない奴らを退場させなければならない。2021年は、福島にも沖縄にも歴史的な時代がやってきているのだ。