ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

雲と霧に包まれた那覇空港(20240531)

2024年06月03日 | 那覇空港・那覇基地

2024年5月31日(金)曇時々小雨

 私は糸満に向かう前に那覇空港に寄った。到着は10時40分頃だった。しかし雲が低く深く、霧も立ちこめているようだ。やや茶色味を帯びた異様な空だった。いつものデッキに出る。通常通り離発着していると思っていたが、そうではなかったようだ。確かに第2滑走路は、全く見えない。離発着の音は聞えてくるのだが。機影は全く見えず。こんな経験は初めてだ。まぁ、冬季の青森県三沢基地で、超低空に雲が垂れ込めており、滑走路に下りてくるまで、逆に飛び上がった瞬間に見えなくなったことがあったが、それ以来の経験か。撮影は全くダメだった。諦めて12時前に先を急ぐことにした。

 6月1日の沖縄タイムスによれば、雲と霧の混合らしい。海水の低温と、露点温度が下がったから生じたようだ。10時過ぎから午後まで、46便が影響を受け、目的地変更(9便)、引き返した(8便)、欠航(11便)遅延などがでたようだ。なかでも不運だったのは、嘉手納基地に下りた便だ。JTA53便(18:23)、JAL907便(19:53)、ANA467便(20:02)だ(註:いずれも嘉手納空港離陸時)。那覇空港に約15分後に着陸している。嘉手納基地内で給油ができないなどで5時間から8時間近く待機させられたようだ。

 私はこうした事態に全く気づかずにいた。今回那覇空港を訪れたのは、別の任務をもっていた。そちらに気をとられており、また旅の途中であり、「異変」への注意を完全に見落としていた。不覚だったが、旅とすれば、無事に糸満市内の宿に着いたので、良かったのかも知れない。

 結果論となるが、駐機場はどうだったか、第Ⅰ滑走路はどうだった(見えた)かぐらい、撮っておけば良かったのだろう。失敗だった。

 因みに10時40分頃から~12時頃見えた軍用機は、海上自衛隊の駐機場にPー3Cが1機のみだった。雲間から聞えてきた音には、それらしいものもあったが、不確かだ。

(続く)

 



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