2021年1月Ⅰ日の④ 曇り
ザビエル記念教会を拝見し、再び平戸のメインストリートに出た。食事にありつけるのか、コンビニ弁当か、抜きかの究極の選択。私一人ならば、抜きでも良いが、ツレと二人なのに、「抜き」では情けない。
しかし平戸市観光交通ターミナル前に2件開いていた。良かった! 聞けば、板長さんが漁師さんとか。漁業の町で魚を喰わぬ手はないよね。煮付け定食。お皿目一杯で、800円。安い旨い。結局夕食もここに来たのだった。刺身定食。1500円。地魚は旨い。不幸中の幸いでした。
さてお次は何処に行く。何しろ何も決めてきていないものですから、適当。
オランダ塀。石積みの塀です。14:21
電柱とか入れたくないとあがいてみたが、無理。
近くのオランダ井戸もみた。
するとウグイスが一羽。
何と逃げない、飛ばない。どうしたんだ? 私は魔法をかけていないぞ。ごめんなさいと、こちらが退散。14:30
平戸オランダ商館に行ったのだ。博物館のような展示。
撮影可。ストロボ禁止。
艦砲。武力を伴わない経済交易はないのか。14:42
細かい展示品の撮影は止めた。
2階に上がる。
こうした太い柱が特徴らしい。頑丈にできている。15:23
1639年築造の倉庫のレプリカ(実物大)。15:28
その後江戸幕府は、この壁に西暦が使われているからと破壊を命じた。骨太のナショナリズムか。
反対側から。15:31
オランダ埠頭。15:33
アオサギが止まっていた。15:33
ジャガタラというから何かと思ったら、ジャカルタのこと。1639年江戸幕府は「外国人と関係ある婦女子は日本より追放する」と命じたという。約40名が追放されたとのこと。
オランダ商館と言えば長崎市と私は思っていたが、平戸が元祖だった。1609年開設、1641年長崎の出島に移転。貿易で外国文化が入ってきたが、頑固な権力者と、権力者が変わればドンドン変わる傾向も見ておかなければなるまい。
1609年と沖縄で言われれば、「薩摩侵攻」だが、オランダ貿易と同年とは如何なる因果があるのかないのか。素人考えながら、ないとは思えない。何かの機会に調べてみたい。
こんな1日を過ごした2021年1月Ⅰ日。夜の教会はライティングされていて、美しかった。