本日朝書きましたが、昨日から体調を崩してしまい、今朝は辺野古へのお散歩を中止としました。愛犬たちや、Yさんに申し訳ない。今回は久しぶりに弱気になってしまいました。このため、沖展(1月16日、17日が受付日)に出す予定の額縁を買いに行けないとなれば、もう今年はあきらめるかと思うほどでした。しかしお昼前からやや体調を持ち直し、宜野湾市内の画材屋さんにでかけ、買い付けることができました。バス酔いすることもなく無事に帰ってきました。沖展「不戦敗」はまずいので、私は買いに行けてほっとしています。
今日になって、頸椎の痛みが出ています。バス酔いすることなく行けたので、軽症だと思います。まずは出品できる準備を整えたので、安堵しています。あとはAとBをプリントしてベターな方を出すばかり。強い風と波の中で撮った物なので、インパクトはあります。「動」と「静」のどちらか。
帰宅したら東京のNさんからレターパックが届いておりました。中身はわかっていましたが、なかに「本」ともあり、献本にしてはおかしいなと思いながら開けたら、昔私が貸した本2冊でした。渡辺清の「戦艦武蔵の最期」ほかでした。いやはや、この本のことは気になっていましたが、誰に貸したか覚えておらず、所在の捜索を諦めていました。今回長崎に行き、三菱重工長崎造船所をみてきたので、再再度読みたいと思っていました。敵の航空機と戦い、撃沈される中で、無残に散っていく命。海没すれば、肉体は魚の餌になる運命を想起しながら、生き抜く著者。彼は「武蔵」の射撃手だった。無意味な死を見つめながら、天皇制国家を問う本書は、戦争に向かう今こそ読み直されるべき価値ある本です。1981年刊なので中々手に入らないかも知れませんが、おすすめです。戦争のリアルを見つめなければならない時代が来ていることを私は悲しみますが、嘆いても始まらない。ドンと抵抗の闘いを貫徹していくしかありません。無意味な死を強要されない、力強い反撃を過去の運命からも私たちは学びたいものです。
Nさん、ナイスタイミングで、返してくれてありがとう。