ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

ロシアは、原発への攻撃、占拠をやめろ!(20220305)

2022年03月05日 | 考え直すために

 ウクライナに侵攻したロシアは、チェルノブイリ原発を占拠していた。そして3月4日、ウクライナ東部にあるザボロジェ原発(100万kw級、6基)を砲撃し、占拠したという。稼働原発への攻撃は、世界史上初めてのことだ。とうとう起きてしまったのだ。運良く、今のところ原発の損傷はないらしい…。

 プーチン大統領は、ウクライナへの侵攻に際して、核攻撃を示唆し、核攻撃の脅しをかけている。この原発への攻撃も脅しと、ウクライナの電力管理(のっとり)だろう。しかし砲撃などの戦闘状態が続けば、原発の管理は不能に陥いりかねない。ウクライナが抵抗を強めれば、逆に多くの攻撃をくらい、それこそ取り返しの付かない核事故(核爆発)をおこしかねない。ロシアは原発への攻撃を即刻やめろ! 兵を引け! 

 戦時下において原発への攻撃は、応急処理すら不可能にしてしまう。それどころか、情報が統制され、市民の命は、知らぬ間に脅かされていく。原発のある場所での戦争は、非核攻撃であっても核攻撃とかわらぬものになりかねない。権力の保持・拡大だけしか考えない輩の横行は、戦争の起源となるということだ。

 私は、あのチェルノブイリ原発事故を思い出す。1986年4月26日、事故発生。28日に日本上空でも放射能が拡散されているとのニュースを記憶している。地球は自転しており、大気も動いているのだ。全世界に放射能をばらまく愚。絶対にあってはならぬ。プーチンはウクライナを相手に世界戦争をしかけるつもりなのだろうか。核事故を防げなかった国(旧ソ連)が、今度は原発攻撃にでてくる愚かさ。高濃度の放射能を振りまいた責任を問わず、問う市民を弾圧してきた大統領だからできることだろう。馬鹿すぎる。

 しかしそれだけではない。権力亡者になれば、こうしたビヘイビアは不思議でもなんでもないのだ。プーチンだけの属性ではないということだ。安倍晋三等は「核共用」を提言しているのだ。米国と日本国が核ミサイルを「共用」して誰と戦うつもりなのか?! 私たちは宣言しなければならない。ロシアは、原発への攻撃をやめろ、核攻撃をやめろ! 各国は原発を廃棄しろ、核武装をやめろ。

 日本にも原発は54基もあり、またぞろ再稼働が進められている。これらの原発が何者かに攻撃されたらどうなるのか。ミサイル防衛では防げませんよ!

 それにしてもどうしてこうも権力亡者が再生産されてしまうのか? 私たちが問われているのは、情報統制を打破し、人権を追求し、民主主義を実効あるものに鍛えていくことだろう。負けるわけにはいかないのだ。明日は我が身だと心得て、生きていくしかないようだ。

 



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