ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

伊波洋一さん辛勝!(20220711)

2022年07月11日 | 暮らしと政治

 2022年参議院選挙は、予想通り自公政権が安定多数を取り、維新などの改憲派を含めれば、3分の2を超えました。誠に残念です。極めて厳しい状況だと思います。やはり野党共闘がほとんど成立しなかったことが、多くの敗北を生み出しました。

 沖縄でも、正直今回の参議院選は、経済不況下であり、厳しいとみられていましたし、私もそう見ていました。私が現場で見てきた限りでも、県民の反応は、鈍いようで、街頭の動きを見ている限り、自民党(公明党推薦)の古謝と「オール沖縄」の伊波は互角であり、自民党の古謝げんた候補は裏で企業や団体の支持を取り付けてきたはずです。また期日前投票の多さでも彼らが有利かと思われました。

 本日の開票状況を私は刻々見ていましたが、古謝、伊波は、追いつ、追われつ、逆転に次ぐ逆転を繰り返していました。もうハラハラでした。23時頃勝敗が決まると沖縄のマスコミは見ていましたが、当確が出たのは0:03分。開票98.8%、伊波:273916票、古謝:270370票でした。0:36に99.3%で、伊波:274147票、古謝:271107票でした。投票率は50.6%でした。

 勝因は何かなど詳しい分析は、追ってになりますが、やはり自公政権は、新基地建設と「台湾有事」を弄びながら島々への軍事化を進めており、沖縄が再び戦場にされかねないことを伊波は明確に許さないと提起したことが大きいと思います。最後の一線をしっかり守り抜いた意義は極めて大きいでしょう。また古謝が唱えていた「38歳。未来をつくる即戦力」がやはり抽象的であり(「①しなやかで強い経済をもつ沖縄、②誰もがチャレンジできる沖縄、③みんなが笑顔でいられる沖縄」)が曖昧(嘘)であることを暴露できたことが大きいのではないでしょうか。沖縄の経済は基地によって押さえ込まれていることを私たちは、もっともっと分析し、訴えることが重要です。

 問題はこれからです。皆様、沖縄の民衆は健在です。全国的な展開を可能とするような取り組みが重要です。れいわは、経済の再起を提起していますが、こうした問題ももっと重視していくべきだと私は考えています。皆様、明日(7月11日)から頑張りましょう。ありがとうございました。



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