ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

やっと晴れてきた(20241005)

2024年10月05日 | 沖縄暮らし

おはようございます。2024年10月5日(土)晴れ 

 やっと晴れてきた。昨日まで概ね曇の日が続いていた名護市内。曇といっても頭上は分厚い雲に覆われており、いつドンと来るか分からない状態の日が続いていた。雨雲が下がってきたら、全身びしょ濡れのパターンに陥る。そんなわけで外出も最小限に抑えてきた。

 昨日、米日共同演習「Keen Sord 25」の概要資料(防衛省作成ーA4:153p)をいただいたので、印刷していたら、途中でシアン(インキ)がなくなり、挫折。もっとも沖縄県40p、鹿児島県23pは印刷済みなので、残りは90p。ざっとみただけでも、日本全国を股にかけて、先制攻撃を前提にした共同・多次元統合演習(陸海空+宇宙軍+電子戦・サイバー戦)をやるようだ。

 石破政権は、本気でこんな演習をやり、人々の命の営みを遮断していく準備を完遂していくつもりなのだろうか? 軍事通の石破氏だから、攻撃することは考えても、されることは考えないのだろうか。想像力の欠如も甚だしい。昨日の国会で所信表明演説が行なわれた。内容がないと誰かが酷評していたが、10月9日解散の国会ならば、そうなるのだろう。数日間のために準備万端整えて事に当たるなどできないのだろう。無責任そのものだ。

 こうした国会審議を形骸化した態度は、特に安倍政権以来のことだが、如何に自民党が生き延びていくのか《財界と米国の自民党》として存続することばかり考えているから、こうなる。政権の視野はどんどん狭くなり、不都合なところをはぐらかしていく。誰が首相になっても50歩100歩。

 そして衆議院選挙は10月15日告示、27日投開票と言われているが、期せずして、先のキーンソード演習の日程とかなりダブっている。10月23日~11月1日だ。前後に準備・撤収の期日があり、これはもう丸ダブリと言わざるを得ない。報道を困難にしていくだろう。

 そんなわけで、私は選挙の追っかけは、限定的にする。自公政権を倒せる力は、維新や国民民主党にすり寄った立憲民主党中心では不可能だろう。今後新たな枠組みを作る力を市民が構想できるかだ。時間はかかるが、急がば回れ。

 軍事力でケリをつけていくといった、大国主義・覇権主義・植民地主義で、切り回せると夢想することじたいが阿呆だ。一方で、戦争VS平和ともならない。戦争の力が、平和な「世界」にも侵食しているからだ。食べ物を生産できず、水を確保できずでは、人は生きていけない。輸出に頼ってきた無頓着ぶりを反省せず、同じ過ちを繰り返すこの国の首脳たち。平和には、自治と自決が不可欠だ。差別を許さぬ暮らしぶりがないところで、平和を唱えても意味が無い。欺瞞だ。だから簡単ではない。願望を具体化する意思と熟議が問われている。他方で、戦争を待望する方は簡単だ。待っていれば良いからだ。他人任せにしていれば、必ずやってくる。私たちはイージーな道を歩み続けるのだろうか?!

 そう言わざるを得ないまでに劣化してしまった「市民社会」。私は8月の写真展を総括する文書をようやく完成できる段階に入った。2、3日中に公開します。当日主催者がとっていたアンケート結果を読んだ。「観ての善し悪し」よりも、どうしたらいいのかを考えるきっかけになっていたようなのが、一番嬉しい。そこに食い込める写真を撮ることだ。私が解説しなくても、苦労してとっているだろうと推察いただけたのは、幸いだった。ただ、ざっくばらんに話し合える機会を提供してと言うのも分かる。人を集めることよりも、集る機会にしていきたい。

 シアン買ってきます。(2024年10月5日10時)

 



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