ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散を宜しく】選挙だと、でも白けるが⁉(20210617)

2021年06月17日 | 暮らしと政治

 2021年6月16日未明。重要土地規制法案が参院で可決成立してしまった。オー・マイ・ゴッド、だわさ。これを私は、平時から戦争を仕掛ける舞台(部隊)づくりだと見ている。何でも政令で決める典型的な内閣の独裁法だ。戦後76年で初の独裁法。「内閣の、内閣による、内閣のための政治」が、公然と始まったのだ。それが「軍隊の、軍隊による、軍隊のための政治」にならない保障はあるのか?!

 そして国会は閉会された。10月末に衆議院選挙が行われる。前倒しで行われるかも知れない。しかし独裁体制が確定された今、白けるばかりだ。「国権の最高機関」(日本国憲法第41条)と憲法で定められている国会と国会議員の活動がこれほど、愚弄されていることは、戦後日本史上、かってなかっただろう。

 コロナ禍の現在、周りの迷惑顧みず、オリンピック特権を振りかざし、強行する菅政権・IOC/JOC。学校の運動会や地域の様々な行事が中止になっている最中に、各国から人を呼び集めてやる無神経。奢りたかりの心性が透けて見える。沖縄では6月23日の慰霊の日を大幅に縮小したり、那覇の大綱引きさえ、中止するという。ましてコロナ禍での基地建設は、抗議行動が自粛されている中でも、日々進んでいるのだ。憤懣やるかたない。

 このまま選挙に向かおうとは私には考えられない。この独裁の壁を打破する勝算を考えなければなるまい。自民党は1億5千万ものお金を広島選挙区でばらまいたことが問題になったが、糠に釘。二階俊博幹事長はへらへらしていた。野党が不信任案を出せば、解散すると言っていたが、これは猿芝居に過ぎなかった。

 独裁の壁とは、今日に於いては、人々の無関心・諦めが招いてきた結果、造りあげられてきたのだろう。「こっちの水は甘いぞ」と誘われて、易きに付く。俺はダメだけど、もっとダメな奴らがいると、ヘイトのバリアーを張り、ウソ偽りを確信する連中が煽動しているのだ。

 もはや独裁の壁を破ることは困難かも知れない。しかし前を向く発想を見いだせれば、また、後退している団結を作り直せれば、可能かも知れない。命どぅ宝、生きる道筋を諦めない。執念を燃やしながら、前を向こう。人間は不完全なものなのだ。良くも悪くも多面性があり、ジキルとハイドが共存していたりする。不完全だからこそ、自滅するのは仕方がないのかも知れない。だから弱者を押しつぶすのは、お門違いだろうに。より強く生きるのではなく、弱者をつくらず、自分も他人も邪険にしない生き方を考え生きるしかないだろう。

 つまり選挙にも白けないことだ。明解な声を届けたい。シンドイのは、私ばかりではないのだ。



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