ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】宮古空港に陣取る空自ブルーインパルスに抗議する(20221211-①)

2022年12月14日 | 宮古群島

2022年12月11日(日)曇り後雨 宮古島。

平良(ひらら)港側から私は本日の抗議集会場だと聞いた宮古島市役所を目指す。ひとまず宮古空港の反対側(西)からブルーインパルスを撮ろう。

①JAL(JTA)機が降りてきて駐機場を移動中。左に空自ブルーインパルスが6機。まだ動いていない。9:40

➁管制塔の奥に見えるのが野原(のばる)にある空自第53警戒隊のメインの対空レーダー。ここから東へ約3.5km。管制塔から約3km先だ。9:40

③1番機から4番機まで。9:42

1番機は編隊長機。2番機は左翼機、3番機は右翼機、4番機は後尾機。編隊を形成する際の位置・順位。

今回のブルーインパルスの展示飛行は、この宮古島分屯基地の開庁50周年記念イベントだ。こうした動きを歓迎している人たちと、これを危惧し、反対している人たちがいるのだ。

ブルーインパルスは松島基地(宮城県)から10日にきたようだ。

ここで撮っていたら、本日の抗議行動の場所は反対側だと聞いた。反対側?! 間に合わないよ!

運良く地元のKサンが通りかかり、載せていただく。

④9:53 間に合いました。JTAのボーイング737-800輸送機。その横にブルーインパルスのT-4ジェット練習機。全長約13m、乗員2名、川崎重工(日本製)、最大速度約1040km/h、最大航続距離1300km。

 つまり宮城県松島から宮古島をひとっ飛びは不可能。約2200kmあるからね。どうやってきたのだろうか? 非公表であり不明。私の推定だが、補助タンクを付けて、那覇基地まで来て、給油を受け、補助タンクを外すなどの整備を受け、10日宮古空港に到着したのだろう。

 こういう計算と思考が大切なのは、飛行機等が機動展開する際の読み込みができるか否かで、作戦計画の現実性、狙いを見極める参考になるからだ。これまでのブルーインパルスの歴史の中で、ここ宮古島は最長距離での行動だ。この国・防衛省は民間空港の利用や、「島嶼防衛」に対して、盛んに機動展開(緊急対応)をやると言っており、そのための準備を進めている。今回の展示飛行は単なるイベント(「かっこいい!」とか言わせる宣撫工作)の裏に別の狙いが隠されているはずだ。

 だとすれば私たちは、あちらの発想をきちんと押さえて批判すべきだ。因みにF-15J/DJ戦闘機の航続距離は約4600km。

⑤フェンス際に集まっているブルーインパルスの飛行に抗議する人たち。10:04

⑥集会が始まった。10:06

「いま、宮古島の空に ブルーインパルス(戦闘機)は いらない」、「(ミサイル攻撃の不安の中、戦闘機を飛ばさないで! 傷ついたウクライナの人々に配慮を!」ーミサイル基地はいらない宮古島住民連絡会

ブルーインパルス(T-4練習機)に武装はついていないが、航空自衛隊の大宣伝部隊であり、国家のたみに戦う(撃墜する・攻撃する)ことを思いっきり美化するものであり、戦闘機だと断言して、間違いではないと私も考える。

⑦沖縄島から来られた伊波洋一参議院議員が挨拶。「台湾有事」を煽る国に対して、米国・米軍に乗せられてはならないと、明言されていた。国会の防衛委員会でも追及していると。10:16

⑧私はあっち、こっちを撮る。駆けずり回って、忙しい。10:19

⑨航空自衛隊に対して、シュプレヒコール。ブルーインパルスは飛行を止めろ! 自衛隊は出て行け! ミサイル基地を撤去せよ! 琉球諸島を戦場にするな! とうとう。10:20

⑩10:21 小さなお子さんづれのママも来ている。

⑪10:22 たくさん撮ったが、ここでは少々。

⑫空自隊員の脇にあるブルーシートに包まれた台車に何を積んでいるのか? 3台ほど置いてあった。10:59

⑬今日もバスがとまっている。AZ(あず)リゾートサービスのバスだ。11:00 

私は伊良部島にある会社だと知って気になっている。この国は、空自は、「下地島空港を使いたい」との匂いがするのだ。(註:宮古島ー約4500m-伊良部島ー約30m-下地島と橋で繋がっている)

「航空自衛隊様」とある。空自関係者は30名余りきているのだろう。

⑭動きが慌ただしくなってきた。11:00

⑮パイロットが出てきた。11:04

6機×2人=12人いるはずだ。これで半分だ。

⑯自分の機体に向かうパイロットたち。11:04

⑰整備士と挨拶(敬礼してました)を交わすパイロット。11:04

ブルーインパルスのチームには各機ごとに専任の整備士が3名ついている。難しいきわどい飛行をするのだから、入念な整備を欠かせない。

身分的な上下関係と信頼関係は、どんなだろう。興味深い。

⑱整備士が給電している。パイロットは離陸前最後の確認行為中か。11:05

⑲駐機場を注視する抗議者たち。11:13

⑳11:17 正面の小型車は起動車。ガスタービン・コンプレッサーの圧縮空気よりジェットエンジンの始動に使用する。6台持ってきている。

㉑11:18 パイロットが乗り込んだ。前が操縦士、後部が副操縦士。見習い。見習いといってもパイロットしてはベテラン揃いだ。教官クラス。このチーム特有の飛行の見習いだ。

㉒11:18 民間機の横でエンジンがかかる。

㉓抗議の声をたたきつける。拳を突き上げるところを撮る。11:19

エンジン音でかき消されているだろうが、風向きはこっちからだ。

㉔11:20 ブルーインパルスの出発に抗議する。

㉕「平和で美しい島を返せ!」11:23

泣いては居られない。

㉖動き出している。11:26

㉗11:31 機体が滑走路に向かう中で、怒りの拳が上がる。

㉘整備士たち(青シャツ)は、送り出してほっとしている様子。11:33

轟音が逃げていった。低空を飛び樹林に覆われており、全く見えなかった。4機。

㉙ラスト。やっと捕まえたが、失敗だ。超低空を直進し、左旋回して会場に向かったようだ。11:45

会場は伊良部大橋橋脚から平良港、荷川取りにかけてと、伊良部島対岸だ。

私たちの居る場からは、全く見えず、聞こえなかった。

 

 

 

 



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