本日(20210707)の沖縄タイムスに、「観光サイト『業務圧迫』ー総合事務局、市町村に依頼」とあり、わたしは何だろうと思った。要は沖縄総合事務局という国の機関が、沖縄41市町村の観光サイトを紹介してくれるらしい。これ吉住啓作局長の発案らしいのだが、かなり個人的な発案らしい。旅好きなのは、ましてラブ沖縄なのはいいけれど、観光スポットを紹介する事業は国がやることだろうか。自治体がそれぞれやっており、その連携ならば、県がやるべき仕事だろう。
余計なお節介を、結局のところ、各自治体の担当職員の負担を当然視しながらやっていることじたいが、越権行為だと、わたしは思う。
そもそも「OKINAWAN PEARLS」とわざわざ英語をつかっていることじたいが、???だ。「沖縄の宝」を「真珠」に読み替えていることも解せない。観光振興ならば、別に横文字使う必要ないし(サブタイトルに使うなら、問題ないが)、自治体がそれぞれ苦心すべきこと。上から纏めて頂く必要など、一切無い。なんのためにまとめたいのか?
ネットで見たら、文化財、戦跡、名勝、天然記念物、観光スポット、ダム、酒造所、その他に、分類されて、紹介されている。こうした分類(カテゴライズ)も適正だろうか? もっと精査して分類しなければ、ごちゃごちゃになる。見所はたくさんあるよーでは、おかしくないか。
その見所を探し出し、つくり出すのは、地元の自治体だ。その場合、住民・観光客、それぞれの利用者の目線・感覚とどれだけ接点を結べるのかが、こうした企画の勝負どころだ。
わたしは普段、県内外各地の自治体や観光協会のHPを拝見している。上手くつくっているところもあれば、もっとどうにかならないのかのと思うところもある。これは情報として正しいのか、使い勝手があるのか、利用者にヒントをあたえるものになっているのか、などの観点から是正していくべきだろう。
写真も、その姿は季節に応じて変わるし、文化財やお祭りも、その時しか撮れない。撮りためていなければ、使えないのだ。
繰返しになるが、国のお墨付きはいらないと、わたしは主張したい。そんなことのために自治体職員の能力をかりださないでいただきたい。