おはようございます。今朝の名護の空は晴れています。これから那覇の県庁前にでかけけます。今朝、「視点」展の6枚組の並べ順を決めました。考えたタイトルは長過すぎかなと思い始め、今再考中。思えば私の写真が2013年の視点作品集の表紙に使われました。会場でこれを渡されたとき、どっきりした記憶が鮮明です。普天間基地のゲート前で出てきた私服の米兵がこちらを睨んでいる。周りに、オスプレイ・ノーを掲げる人達、警備の警察官、通りすがりの中学生が見えています。画面の3分の2が車体ですから、余計に場面構成が凝縮されています。このとき炎天下で1時間以上粘って撮ったものでした。ただ、幾ら粘っても、どんなに執念を燃やしても、そうそう簡単にジャストミートしてくれません。余程自然現象のほうが法則性があり、楽です。
私がスライド&トークと称して友人達に上映会を始めたのは1986年が第1回でした。それはその1年間の中で撮りためたものから選び、話しを加えながらお見せするだけでした。自然写真が中心でしたが原発現地だったり、基地・軍隊関連も増えていきました。
でも私個人にとって、この企画は1年を振り返りながら、とても楽しみな企画でした。しかし10年20年と続く中で、沖縄の問題が堪っていき、この形式で物事を伝えることは、不可能になっていきました。講演と言ってもそれほどの柄じゃないし、現場報告ではたりないし、帯に短し、たすきに長しになり、暗中模索。今でも五里霧中の中にいます。
しかし今回の視点展に出す作品や、3月20日に予定しているスライド&トークは従来の殻を破ることを意図しています。前者についての言及は差し控えますが、後者については、歩いてきたばかり(2021年1月から2月)の2つの話しを重ねながらこれからを示唆する企画にする予定です。話しの中ではゴタゴタすることは余り言わず(資料添付)、ストレートに私が考えていることを述べたいと思います。
また沖縄に来てから考えていることは、基地・軍隊と人々の暮しの日常的な関係です。ここを上手に切り結べなければ、うまくいかないのです。それをスライド&トークに反映させていければ、ぐっと説得力が増すはずです。第1回で成功するとは思えませんが、これからやっていきたい課題です。今のところ、この手法は沖縄限定となります。コロナ禍だから余所におじゃまできないばかりか、沖縄以外でやることはまだ無理でしょう。早くやれるようになりたいです。
そんなことで、3月20日13時30分~15時30分、お待ちしています。
【拡散願います】「沖縄は戦場だったし、今でも戦場に繋がっている」(20210320) - ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び
以下の通り、来る3月20日にスライド&トークを行います。ヤマヒデが沖縄でスライド&トークを行うのは初めての試みです。是非とも...
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