ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

奢る平家(自民党)は久しからず、だな(20210825)

2021年08月25日 | 暮らしと政治

 2021年8月22日、横浜市長選で菅義偉首相が押した小此木八郎氏が落選した。この結果を、自治体選は国政と関係ないと豪語している輩がいる。これを奢りといわずして何というのだ。総裁選のゴングが鳴っている。さてどうなるのか?

 一方で、8月24日、パラリンピックが始まった。抗議する人々を警察機動隊が暴力を行使して排除したようだ。ここにも政治の奢りと焦りが露呈している。

 自民党は、菅であれ、誰であれ、このオリ・パラ貫徹においては変わらない。むろん歴史修正主義も、新自由主義も同様だ。

 「奢る平家は久しからず」、と昔、私は古文で習ったものだ。しかし平家の後に源氏が来て、武家社会の発展=下克上の戦乱の時代に入っていったのだ。今同じようなことになっては困る。私たちは、「読む世界」に居るのではなく、ここ生きているからだ。

 総裁選は所詮自民党の内部のことだ。しかしここで自民党の総裁選を規定するような新たな世論が湧き出てこなければなるまい。オリンピック・パラリンピックを強行して、コロナ禍を加速させたのは誰だ!「スポーツは平和の祭典」などのデマを流しながら、対中戦争の準備につき進む自民・公明党を直視すべきだ。

 今問われているのは、反自公政権ではない。その先だ。ここの距離が開きすぎているのだ。共産党や社会民主党は、今どうするのか? 立憲民主党は、あの民主党政権時代をどう総括しているのか、明確にこう超えていくと出せよ。それは社会党が社民党に落ちぶれた村山連立政権の悪夢についての総括も同様だ。共産党はどうなのだろうか。

 いずれにしても誰であれ、歴史をふまえなおさずに新たな歴史を生きることは不可能だ。我々の前に立ち塞がる壁はあまりにも厚い。しかし今この期に立ち塞がっている壁の中から、歴史的な壁を見ていけば、案外、雲間から光が差し込んでくるかもしれないのだ。私たちは、同じ愚を繰り返さない勇気をもとう。

 金科玉条としてのオリンピック・パラリンピックを問い抜くこと、コロナ禍を問い抜き、福島原発事故を問い抜くこと、沖縄の基地問題を問い抜くこと、ジェンダー平等を問い抜くことなど、無視できない課題は山のようにある。

 『奢る平家(自民党)は、久しからず』を来る10月衆院選で満天下に示していこう。自公・維新の連立政権の誕生と、それを超える彷彿とした新たな希望の声を語り合おう。そのときがやってきたのだ。

 



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