ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

那覇空港は軍民共用空港ですね(20210916-①)

2021年09月17日 | 米軍/自衛隊

2021年9月16日(木)晴れ 本日は那覇空港に行ってきました。

 那覇空港はご承知の通り、軍民共用空港です。ここの軍とは自衛隊陸海空の航空基地です。因みに3自衛隊そろい踏みの軍民共用空港は国内唯一。また、主要空港で軍民共用は、那覇と千歳飛行場ですね。他にも軍民共用空港はあちこちにありますが、地味です。もっとも有事となれば、米日両軍は民間飛行場も、使える飛行場は、すべて使いたいようです(「防衛計画大綱」2018)。

10時頃到着しました。お客さん、いささか多そうです。

ターミナルの3階デッキに急ぎます。

ターミナルは飛行場北に位置しています。滑走路は南北に3000m2本。

自衛隊は、北から南へ海上自衛隊、航空自衛隊、陸上自衛隊の飛行場関連施設があります。デッキからは海自の一部しか見えません。

第2滑走路に進む空自F-15戦闘機3機。手前の右の尾翼は、ソラシドエア航空。軍民共用空港なのだ。10:14

ドドドドドド。と飛び立ちます。空自第9航空団の戦闘機です。

F-15が戻ってきました。2機編隊。10:27

民間機の駐機場脇を通ります。これはJALのエアバス350です。

ピーチがおりてきた。10:37

JALの737-800。ジャストでした。10:43

ピタッと入れるためには、追ってはダメ。ここへどうぞと、待ち構える。左右・前後も計算して。

ジェットスター。ボーイング737。11:10

海がバックだと映えます。

北東から大型ヘリの音。

空自のCH-47です。11:15

斜め上を飛び越えて。

カメラ&レンズを持ち替えて 

ここまでいくと逆光パターンを超えている。11:16

所定の位置に降りた。

同じ方角から陸自UH-60JAヘリ。11:23

そこに離陸したANA機。11:23

もっとも第一滑走路は奥ですから、衝突の可能性はないものの、タイミングがピタリ。

今度は沖縄県警の大型ヘリ。東から飛んできた。着陸。11:31

F-15、2機編隊が戻ってきた。手前は海自のP-3C対潜哨戒機。11:35

そこにあらわれたのが、空自E-3C空中警戒管制機です。11:35

これはこれは、久しぶりの大物登場に思わず目が覚める。

でてきた。11:36

民間機の背後を通過。454番機。プロペラ機だが、音はうるさい。特徴のある爆音です。11:37

全身。11:37

この飛行機の所属は、浜松を拠点とする警戒航空団です。以前はこの機種は三沢(青森県)基地に在籍していましたが、2014年に三沢(601飛行隊)と那覇(603飛行隊)に別れた。

1976年にE-2Cは三沢に配備され、航空警戒隊を編成。1998年に浜松(静岡県)にE-767早期警戒管制機が導入されました。99年、警戒航空隊は本部を三沢から浜松へ移転。2005年、警戒航空隊は2個隊へ。E-2Cの三沢とE-767の浜松に。2013年頃からE-2Cは三沢から随時那覇へ飛来。2014年3個飛行隊(浜松・三沢・那覇)へ。2019年からE-2Dという最新鋭の機材を積んだものが就航し始めています。2020年警戒航空隊から警戒航空団へ格上げされ、航空総隊(航空自衛隊の総本部)直属の指揮下に入っています。

 こうした流れは「島嶼防衛」の流れに沿うものです。常続監視態勢の一環です。海自のP-3Cは主に敵潜水艦の追っかけですが、こちらは敵機の追っかけ。陸海空3自衛隊統合軍になっているのです。

 こうした機種がどこを飛んでいるかで、どこに緊張があるかを想定可能です。私たちは、うかうかしていられないのです。どうか緊張関係をつくらないでほしいです。

 

この機体の上の円盤が回転式レーダーです。360度をほぼ同時に監視できるようです。11:38

因みに航空自衛隊は日本中あちこちに警戒群・警戒隊(レーダー基地)をもっています。警戒航空団は地上のレーダーと一体となり、防空しているのですが、戦争の火種でもあるのです。

 那覇空港は軍民共用空港なのでした。 

 

 

 

 



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