12月1日 瑞応寺よりつづきです。
瑞応寺から10分程で、目的の慈眼寺。お世話になっているKENさんのレポートで知った紅葉の名所である。到着したのは11時前。駐車場はほぼいっぱいで、いつの間にか晴れ上がった空をバックに、大きな銀杏の木が迎えてくれた。
人が多いのも道理、慈眼寺は紅葉祭りの真っ最中。昨夜まではライトアップも行っていたようだ。
入場料300円を払って中にはいると、境内は見事な庭園になっている。
案内に従って先に本殿へ。屋内から見る庭は見事なもので、規模は先日訪れた足立美術館の庭に及ばないが、雰囲気としてはより私好みである。
下の一枚は、そのうちの一枚。とてもいい雰囲気だったのだが、撮ったものではイメージが届かない。このシーンを気に入った絵にするために、今後腕を磨かなくては。
本殿から庭に降りる。紅葉はすでに最盛期を過ぎているが、建物とマッチしてとても味わいがある。
本殿を回り込んで裏庭へ。庭としてはこちらは本番のようだ。水の流れと小さな池、たたずむ東屋から聞こえてくる笛の音。日本庭園の素晴らしさをしっかり堪能させてもらった。機会があったらライトアップを見てみたい、そう思った。
入口と出口は別で、出口をくぐって振り向いた時の紅葉もきれいだったが、この美しさは、庭園内の美しさとは別のものだったと、写真をチェックしながら思った。
少し未練を残しながら、慈眼寺を後にする。滞在時間は1時間程。
寺を出て高速に戻る途中、見上げた山々は雪を被っている。まだ十二月に入ったばかりだというのに、山は冬の装いである。氷瀑を楽しむのは少し先だが、確かに秋から冬へと、季節は移っていく。
当初の予定では金毘羅さんによるつもりだったが、少々疲れ気味なので、今日はこれで切り上げる。二つのお寺で十分以上に楽しんだおかげで、紅葉シーズンを締めくくることができた。
高松に戻って、キタムラで届いていた商品を受け取ってから家に戻る。走行距離200km 6,116歩。今年の紅葉は、それぞれの場所で、最高の条件というわけではなかったが、自分のイメージというものが見えてきて、少し紅葉の味わい方が変わった気がする。