初めて訪れた滝が枯れていた時というのは、楽しみにしていた予定がキャンセルされたようなもの。昨年9月26日訪れた際、晴天続きで枯れていた別府峡・百間滝を再訪する。ここ数日の雨で、今回は大丈夫だと思うのだが・・・。
同方向ということで、先に香我美の大蛇藤を訪ねてみる。R195から県道29号を約12kmの距離だが、ほとんどが対向不可能は細い道で3ナンバーの車では正直苦しい。それでも何とかたどり着いてみたが、それらしく目立つ藤がない。地元の案内図を見つけて場所に行ってみたが、全くの期待外れ。時期を逃したというより、花の勢いが弱いためらしい。写真で見た姿が想像できない感じなので、次に来るかどうか、資料を集めておきたい。
再び細い道をR195まで戻り、別府峡へ。さすがにこのシーズンはほとんど人がいない。がらがらの駐車場に車を停め、リュックに装備を移す。この時点でフィルターを忘れてきたことに気付くが仕方ない。最初に、駐車場からすぐに見える妙見滝の下段。水量豊富で轟音を響かせている。
駐車場からすぐ見える赤い吊り橋を渡り、石立山登山道を登る。急な登りに入ってすぐ左足のふくらはぎが痛み始める。休み休みゆっくり登ったため、百間滝への分岐点まで30分かかってしまった。通常なら20分程度で登れる距離なのだが。
分岐点から先の道は、明瞭ではあるもの一部崩壊気味であったり、落ち葉が積もって滑りやすくなっている。慎重に進むこと約10分、瀑音が大きくなってきて期待が高まる。
開けた場所に出て、目にした百間滝は想像以上の豪快さだった。一度すっぽかされての初逢瀬だから余計に感動が大きい。
本滝自体は約50mくらいだろうか。晴天下での豪瀑は、見ごたえがあるが、絶壁に囲まれたホールのような場所ではさらに雰囲気が高まる。滝下で構えると、服がしっとり濡れるほどの飛沫。昼食の用意をしてこなかったことを後悔した。
この滝の下にも30m級の滝があるようだが、滑り安い斜面では見る事は難しいそうだ。装備を整えるだけでなく、だれか熟練者と一緒のほうがいい。JJJさんに相談してみよう。
名残惜しいが、百間滝を後にする。約20分で吊り橋まで戻るが、そこで遊歩道の分岐を見つけ入ってみる。百間滝のある北谷が物部川に合流する手前にいくつかの小滝が連続する。 写真はそのひとつ、滝壺に見える白い石がまぶしい。
駐車場に戻り、妙見滝を前に昼食。当初の予定では、西熊渓谷の百神滝による予定だったが、時間的に難しいようなので今回はあきらめる。
別府峡を奥に進み、西熊渓谷経由で帰ることにする。車窓を開放し、新緑の風を感じながら、魅かれる景色を撮りながら車を走らせる。「熊注意」「落石注意」の標識が目につく。落石は本当に多く、30cm以上の落石も結構目につく。
いかに続く滝の写真は無名滝ばかり。まだ桜が残っていたのも驚きだった。
帰宅したのは17時。走行距離369km 8,441歩。少し物足りない感もあるが、時間的に制約があるのは仕方ない。長距離遠征の場合には、充分に計画を組んで置く必要を感じた。
香我美の大蛇藤は残念でしたね。
百間滝良いですね。
数日の雨の後、良いタイミングで訪問でしたね。
少々体力を要するようですが、今秋の別府狭訪問時に訪れてみようと思います。
別府峡の百間滝は迫力のある滝であるということは聞いたことがあるのですが、やはりすごい迫力ですね。
私は下調べもあまりせず近くまで行ったのですが、結構、勾配のきつい斜面を登らなくてはならなかったので止めたことがあります。
西熊渓谷の新緑も魅力ありそうですね。
思った以上の水量で期待以上のものが見れました。
紅葉時期にこの水量だと又見事でしょうね。
目標としている方に読んでいただいていると思うと、書くにも気合が入ります。
当初百間滝は遠望できると思っていたのですが、調べてみて少し奥にあることを知りました。最初の登りはご来校の滝の登り返しの半分くらいになるでしょうか。シカと対面したりして結構楽しかったです。