3月11日、天気が良ければ栗林公園の梅もいいと思っていたのだが、昨日、冬用タイヤから元のタイヤに戻したこともあり、青空を求めて高知遠征。
目的地は佐川の雪割り桜。先週、おいわさん達が訪れた際には、まだ三分咲き程度だったそうなので、そろそろ見頃かと思う。
5時半出発。途中南国SAで休憩して、須崎東ICで降り、R56を北上、R494へ分岐してすぐ、「桑田山・雪割り桜の里」の看板があり、それに従って山道にはいる。
対向するのに苦労しそうな細い道を10分程度とすすむと山肌に目をひく濃いさくら色。駐車場設備があるが、桜はずっと上方に続いてるようなので、通り過ぎて先を見に行く。だが、その先に駐車スペースはなく、道は更に細くなるので、諦めて引き返す。駐車設備といっても10台程度だろう。脇に売店の準備をしており、停まっている車は2台だけ。
D300sに50mmマクロを、D5000に28-300mmを付け、予備バッテリーとメモリーカードをウエストポーチに入れて、散策道を登り始めた。
ここを目指した理由の一つは、おいわさんのレポートに、桜の下の菜の花があったから。思った通り、ピンクと黄色が青空に映える。
散策道の脇、何ケ所にかベンチがあり、ちょっとした休憩所になっている。カメラを(レンズを?)使い分けながら撮影しているのでゆっくりのペース。やがて次々と訪問者が到着し、登ってくる。
私より先に来た人らしい人が降りてきた。、一眼カメラを抱えており、「いいのが撮れましたか?」と声をかけてくる。
菜の花の下で腹這いになったり、水路に入り込んで撮影していた私を見て、いっぱしのアマチュアカメラマンに見えただろうか。
マクロレンズでの撮影は、手持ちではやはり難しい。同じシーンを何枚も撮影しては、その度、プレビュー画面を確認する。
花のアップも面白いが、今回は逆行気味に花弁を透かした絵が気に入った。
降りてくると、下のほうの休憩所に、小さなやぐらが組んである。近づくと、そこに陣取った人が、「ここはいいよ~」と声をかけてくれた。話を聞いていると、あちこちでの撮影経験が豊富なようで、ここでの写真も何点か下の売店で掲示されているそうだ。「ここは早い時間に来ないと人が混んでくるよ」と言っておられたが、すでにかなりの数の人が、思い思いの場所で写真を撮っている。
車に戻り、前の売店をのぞいてみる。掲示された写真では、雪を被った桜の写真があった。
雪割り桜は、種類的には椿寒桜らしいが、雪景色の中で見る花は雪割り桜の名がふさわしい。出来るなら、いつか雪景色の中の雪割り桜を見てみたい。
9時15分、雪割り桜の里を後にする。少し降りると、帰り道として別方向の表示がある。こちらから降りると、国道はすぐである。駐車場も用意されているようで、次に来る時はこちらに停めるべきだと思った。
そして次の目的に向かう。