やたらに伐ってはダメ

2012-02-02 | WOOD WORK
世界的な問題である森林減少。
 
地球環境に大きなダメージを与えるのは周知の通りですが、
その問題の根底にあるのは、
 
『違法伐採』である。
 
我が国では、違法伐採はほぼ皆無に等しいですが、
海外では凄まじい勢いで伐採範囲が広がっており、
違法業者が後を絶たないのが現状です。
 
 
しかし、伐採された木材が、製材業者によって製品化され
梱包されて出荷されてしまえば、もう、わかりません。
 
利益のためにその二次製品業者まで不正に関わっているのです。
 
 
しかし、ただ指を加えているだけでは何も変わりませんので、
輸入業者や大手商社なども透明性のある製品化システムを作ったり、産出国の政府に協力を仰いだりしています。
 
そして第三者機関による認証制度を作ったりして、
違法木材流通を防いでいるのです。
 
 
その一部がこれです。

『合法ウッド』
 
その国の政府から要請・許可をもらった業者が
管理のもとで 伐採し、製材して出荷されたという証です。
 
 
他にも
『PEFC森林認証』や
 
『FSC森林認証』などもあります。
 
 
この森林認証とは、
成長・伐採・再生のサイクルを管理し、持続可能な森林に対する認証です。
 
よってその認証林からは安定供給が見込め、
より違法伐採を防ぐ働きにもなるのです。
 
 
このFSCは、建築木材だけでなく、様々な物で見ることがあります。
 
身の回りにある身近な木製品が、意外にもそんな意味合いを持つ
『木』かも知れません。