楠挽き

2012-06-16 | WOOD WORK
先日、展示会に出品するために挽いた、
『楠』。
 
工場の担当はあまり好きでない樹種のようです。
なぜか?
それは匂いです。
 
楠は独特の香りを持ち、昔は芳香としての役割を持っていて、
厠や水場に使われる事がありました。
 
しかし、楠は比較的育ちが良く、巨木があちらこちらにあります。神社などに、『大楠』とかをよく奉ってありますよね。
 
なので、テーブル等には調度良いサイズがとれます。

写真の赤いレーザーの所が、ちょうど刃が入る所です。
 
乾燥させ、仕上げて塗装すれば、その匂いも落ち着いてきますよ。
 
挽いたばかりは、ニッキの百倍くらいの香りかな…