ドイツ加工

2012-12-14 | WOOD WORK
今日の逸品。
 
昨今、あまり見かけなくなった羽目板加工、
 
『ドイツ』


外壁に使用され、
その特徴は、目透かし部分の形状が、斜めになっていること。
 
これは、外壁に使われる為に生み出された加工です。
 
本実加工だと、下に来る雄実の外面から雄まで、
フラットになってしまうが、
ドイツだと斜めになる。
 
この意味、もう分かりましたか?
 
そう、水切れを良くするためです。様々な加工があるけれど、
このドイツ加工の下見は一番理にかなっていて、
一番知名度が低いとも言えます。
 
使う人もいなければ、知っている人も、もう若い世代はいない様です。
 
先人の知恵は単純で機能性を考えた素晴らしい物です。
 
 
ただ、私が分からないのは
そのネーミング…
 
なぜドイツなんだろうか…