H25 いすみ市商工会青年部 視察研修 ~福島県いわき市~②

2013-02-25 | 地域活動

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復興商店街「浜風」の皆さん、本当にありがとうございました。

 

青年部同士のセッションを終えた後、青年部の皆さんと共に海沿いへ。

私がボランティアで来ていた頃は、瓦礫だらけでしたが、

現在はとにかく何も無い状態です。

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上の写真に写る小さい神社。

なぜかコレだけ残ったそうです。なぜでしょうかね。

久ノ浜では大規模な火災にも見舞われ、大変な被害だったのですが、

「火」からも免れたそうです。不思議です。

しかしこれからこの地を新規に区画整理し、新しい安全な街づくり計画には、

取り壊すという選択肢もあるそうです。

 

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実体験を沢山伺ってからのこの景色は、

部員達もこの状況を見て、色々な事を考えた事でしょう。

風化させないためにも、帰ってからこの話しを沢山の方にしていきましょうね。

 

「浜風」内の商店で用意していただいたお花で、海岸にて

献花をさせていただきました。

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本来ならこの右のほうに砂浜が続いていたのですが、

津波で削られてしまったそうです。

 

震災から一年の3.11には、私は家族でここで献花をさせていただきましたが、

今回もこの瞬間、本当に胸が痛くて、悲しくなりますね・・・

あらためてご冥福をお祈りいたします。

 

 

今回の視察研修、

今までの「企業訪問」とはだいぶ違った視察となりましたが、

同じ商工会青年部、同じ国民である以上、

目をつぶっていてはいけないと思います。

 

一人一人が出来る事、これから先もどういった支援が出来るのか、

さらに自分の地域に置き換えて、防災意識を高め、

自分の事業所や役割を改めて考え直さなければと思いました。

 

久ノ浜商工会青年部の皆さん、

本当にありがとうございました。


H25 いすみ市商工会青年部 視察研修 ~福島県いわき市~①

2013-02-25 | 地域活動

今年度最後の事業、

視察研修に行ってきました。

 

視察場所は福島県いわき市。

場所の選定理由は、幹事の私がたまたまボランティア活動していた場所がいわきで、

部員の意見も「被災地」の現状を見たいとの声もあって決りました。

 

いわき市久ノ浜商工会からご紹介頂きましたお店で昼食を頂きました。

久ノ浜商工会員のお店、「あみ屋」さんです。

 

お店の方に伺いましたら、このお店はちょっと高台ですが、

一階の天井に付く位の津波が来たそうです。

 

軌跡ながら、ガラスは一枚も割れなかったようですが、

現在は営業されており、お客さんも沢山入っておりました。

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大変美味しいご飯を頂きました。ありがとうございました。

 

商売柄、天井を見上げると素晴らしいアジロ天井でしたが、

なんか「サササー」とたまに音がするのが気になって聞いてみると、

「浜風をイメージして作ってもらったので、わざと音が鳴る仕組みなんです」

ですと!

とっても風流!なんかカッコイイですね。

 

 

 

そしてあみ屋さんを後にして、クリナップ研修センターを過ぎて国道を北上してすぐ到着。

海からちょっと離れた場所の小学校内にある、

視察先の久ノ浜復興商店街「浜風」

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なんでも被災地一、出来るのが早かった復興商店街だそうです。

 

第一印象は、とにかく商店街の皆さんが元気です!

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久ノ浜青年部の方もおっしゃってましたが、何を見に来る、何を求めるってより、

この「人」を見に来てくださいって。

 

皆が頑張って復興へと進んでいる!笑顔でお迎えしてくれます!

このお姉さま達、とっても素敵でした。

本当に皆さん行って見てください。商店街の皆さんの人柄に、

こちらがいっぱい元気をもらっちゃいました!

 

久ノ浜では、商工会館も津波で流されてしまいましたので

この復興商店街内に仮事務所をかまえております。

 

そして久ノ浜商工会青年部の方々とのセッションをさせていただきました。

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いわき市の中で、久ノ浜は特に被害が大きく、未だに不明者もおられます。

震災直後から、まずは消防団として携わっていたという彼らのお話しは、

尋常ではない精神状態での活動だったようです。

 

ここで言葉には中々表せません・・

 

いすみの面々にはとても貴重なお話を沢山して頂けました。

震災後の町の現状。救出活動から始まり、不明者捜索、瓦礫撤去などを続けながら、

自分の事業をどうするのか、

営業できないのに、債務などはどうしたらいいのか。

廃業しかないのか、などなど、

本当に苦労されたと思います。

 

 

同じ商工会青年部として何が出来るんだろうという悩みを感じてくれたのかどうかは解りませんが、

彼らは、「皆さんがこうして来てくれる事が一番です」

と言って下さいました。