住宅省エネ基準

2013-12-04 | others

今日は一日講習付けでした。

「住宅省エネルギー設計技術」というものです。

 

コレは平成25年度の国土交通省の補助事業で

「住宅市場技術基盤強化推進事業」の枠組み。

 

施工技術に加えてプランニングなどの意匠設計から設備設計まで

トータルで取り組まなければいけないので、そのための講習。だそうです。

 

 

しかし、しかし、

久しぶりに難しい計算式などにぶち当たり、

かなり頭を悩ましました・・

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この省エネルギー(以下省エネ)とは何か。

主に断熱性能等の事を指すものです。

 

コレは今迄、いろんな講習やセミナーなどで聞いてきましたが、

いよいよなのか?と感じています。

 

昭和54年の石油危機を契機に、燃料資源の有効利用とエネルギー

使用の合理化を目的とした「省エネ法」が元になっているのは周知の通り。

住宅の省エネ基準は過去を振り返ると、

何度か改正されています。

 

昭和55年基準  / 省エネ等級2

平成4年基準 / 省エネ等級3

平成11年基準 / 省エネ等級4

 

この等級4は、何度かここでも出ましたね。

 

そして平成25年省エネ基準が、新たに設けられ、

10月から施工とされましたが、

すぐに義務化は無理ですので、

経過措置として、平成27年3月31日までは、改正前の基準を

用いることができるとの事です。

 

その内容ですが、

はっきり言って面倒です。

「外皮の熱性能基準」 + 「一次エネルギー消費量基準」

が求められるのだと。

なんだかさっぱり・・・

 

様々な計算式は今までもあったけども、

設計士ならお手の物かも知れないが、

私にはかなり厳しい内容でしたよ。

 

でも、今日は一応最後に試験があって、

合格ラインは何点以上です!

なんて言われたから超ビビリまくり・・

 

試験後の自己採点では1問しか間違えなかったはずだから、

後日、合格通知が来る事を願っています・・・

 

まあ、簡単に言うと、

今現在、10kgのグラスウールが16kgに、

複層ガラスをLOW-Eガラスに、みたいな感じで性能を上げ、

とにかく熱損失係数を減らしていかなければいけません。

そして防湿層もおそらく義務化されそうです。

 

新築丸ごと断熱性能を考えたときに、

頭の中で理解できていれば、使用しなければいけない物、

クリアしなければいけない基準等々、

お客様に聞かれたときに、知識があれば案内できますからね。

 

工務店さんの駆け込み寺を目指せます。

 

遠い先の話し。。。