今日は一日講習付けでした。
「住宅省エネルギー設計技術」というものです。
コレは平成25年度の国土交通省の補助事業で
「住宅市場技術基盤強化推進事業」の枠組み。
施工技術に加えてプランニングなどの意匠設計から設備設計まで
トータルで取り組まなければいけないので、そのための講習。だそうです。
しかし、しかし、
久しぶりに難しい計算式などにぶち当たり、
かなり頭を悩ましました・・
この省エネルギー(以下省エネ)とは何か。
主に断熱性能等の事を指すものです。
コレは今迄、いろんな講習やセミナーなどで聞いてきましたが、
いよいよなのか?と感じています。
昭和54年の石油危機を契機に、燃料資源の有効利用とエネルギー
使用の合理化を目的とした「省エネ法」が元になっているのは周知の通り。
住宅の省エネ基準は過去を振り返ると、
何度か改正されています。
昭和55年基準 / 省エネ等級2
平成4年基準 / 省エネ等級3
平成11年基準 / 省エネ等級4
この等級4は、何度かここでも出ましたね。
そして平成25年省エネ基準が、新たに設けられ、
10月から施工とされましたが、
すぐに義務化は無理ですので、
経過措置として、平成27年3月31日までは、改正前の基準を
用いることができるとの事です。
その内容ですが、
はっきり言って面倒です。
「外皮の熱性能基準」 + 「一次エネルギー消費量基準」
が求められるのだと。
なんだかさっぱり・・・
様々な計算式は今までもあったけども、
設計士ならお手の物かも知れないが、
私にはかなり厳しい内容でしたよ。
でも、今日は一応最後に試験があって、
合格ラインは何点以上です!
なんて言われたから超ビビリまくり・・
試験後の自己採点では1問しか間違えなかったはずだから、
後日、合格通知が来る事を願っています・・・
まあ、簡単に言うと、
今現在、10kgのグラスウールが16kgに、
複層ガラスをLOW-Eガラスに、みたいな感じで性能を上げ、
とにかく熱損失係数を減らしていかなければいけません。
そして防湿層もおそらく義務化されそうです。
新築丸ごと断熱性能を考えたときに、
頭の中で理解できていれば、使用しなければいけない物、
クリアしなければいけない基準等々、
お客様に聞かれたときに、知識があれば案内できますからね。
工務店さんの駆け込み寺を目指せます。
遠い先の話し。。。