こんにちは!つどい新人スタッフの山﨑です
8月が終わり、まだ残暑が…なんて言っている間に9月も終わり、10月の中頃になってしまいましたね
私には毎年9月だけは時の流れが半分になっている気がしてなりません…。
さて、今回は9月23日(土)に八尾商工会議所で行われた「みんなの学校 みんなの地域」に取材に行って来ました
先日のこのブログでも紹介させていただきました通り、今回も大阪市立大空小学校の初代校長の木村泰子先生をお招きしての講演会、また参加者同士によるグループディスカッションが行われました。
大空小学校や木村先生の事、また映画「みんなの学校」については先日のブログで詳しく説明していますので、なんだろう?と思った方はぜひこちらをご覧ください↓↓↓
「みんなの学校みんなの地域」参加者募集のご案内

“自分がされて嫌なことはしない、言わない”という大空小学校のたった一つの約束があります。
この約束を破った時はやり直すために「やり直しの部屋(=校長室)」に毎日たくさんの児童や先生がやってきます。
よくないことをしたら「反省する」というのが普通だと思いますが、反省は過去のことを見直すだけなのです、と先生は仰っていました。
過去を振り返ることも大事ですが、反省だと過去を見直すことしかできません。また約束を破って嫌なことをしたり言った相手のためでもなく、これからの自分のために「やり直す」のです。
この約束についての考え方は、大空小学校が「奇跡の学校」と呼ばれるようになった原点でもあるかもしれませんね。
そして今回の講演には大空小学校卒業生のゆづきくんがスペシャルゲストとして来てくださりました

みんなの前で話すのは少し恥ずかしかったみたいで、すぐ席に戻ってしまったのですが木村先生と当時の話をしている姿からお二人の強い信頼関係が垣間見えた気がします。
次に参加者が7つのグループに分かれ、意見交換会が行われました。

学生や校長先生、教育委員会の方、子ども食堂の方、放課後等デイサービスのスタッフの方など、たくさんの色んな立場から「教育」や「子ども」に関わる方が地域ごとに集まり、「大人はどうして変わることができないのか?」ということを考えました。

自分の意見を付箋にメモして、各グループごと模造紙にたくさん貼っていきます
そして最後に各グループごとに模造紙を見せながら発表していきました。


「大人はこうでなくてはならないという固定概念に捉われているから」「今までの経験や知識があるから、自分が正しいとどこか思っているから」といった意見が多かったです。
大人から子供に与える影響力はとても大きいです。子どもと直接関わる機会のない人も大勢いますが、みなさんが住んでいる「地域社会」に子どもが全くいないという事は少ないですよね。
これからの地域社会を引っ張っていく子供たちは木村先生のお言葉を借りますと、まさに「地域の宝」でもあるのです。
なかなか変わることのできない大人が変われば、その大人を見ている子どもたちは変わります。
そして子供が変わればその学校も変わり、最終的に学校が変われば地域も変わっていくのです。
地域社会に生きる一人一人の大人が少しでも変わることができれば、きっともっと良い地域になっていくのではないのでしょうか。