パラリンピックが閉幕しましたね。
先日、オリパラのお仕事をされているクライアント様が、公式ウェアでセッションを受けてくださったので、私の気分もアゲアゲ!
無事ここまで来たという安堵感のある笑顔が印象的でした。
(掲載許可をいただいて写真を撮りました)
パラリンピックは、それぞれの競技が純粋にめっちゃ面白かった!
自分の特徴をいかし目標を持って何かに打ち込む。
その素晴らしさが、見ていてダイレクトに伝わってきて、とても清々しい気持ちになりました。
「制限のある中で、いまそこにある事実を活かし、周りの人と協力しあい、目指す状態へと自分を再構築していくことは誰にとっても大事だよな〜」と、そんなことも考えたりしていました。
さらに、パラリンピックの選手たちがのびのび動いている姿から、「からだ」「動き」についての視点を広げることもできました。
私のお仕事は、クライアント様の姿勢や動きを見て、より快適で機能的な状態へつなげるためのエクササイズを提供させていただくこと。
その姿勢や動きは、身体が持つ様々な要素が複雑に関連しあった結果として現れます。
単純に左右対象であることや、姿勢をひとつの理想型にあてはめたりしても、クライアントをより快適で機能的な状態に導くことは、実はできないのです。
(内臓の位置を見ても分かるように、もともと私たちは完全な左右対象ではないですし、どんな姿勢でも、そこに留まり続けていたら身体は硬直してしまいますしね。)
解剖学・生理学・運動学などの観点に加えて、身体全体のシステムがより良く機能するために最善だと思うエクササイズを提供する。
なかなかに、奥深い仕事を選んだものだと今更ながらに思います。
パラリンピックを観ながら、凝り固まった頭が解されていくような新鮮な感じがして、身体全体のシステムを改善する知恵を得たいと意欲が増しました。
パラリンピック閉会式のコンセプトは「調和する不協和音」。
誰もが持つ不完全さ、それを受け入れ調和を目指す。
深く共感する言葉でした。
それで、パラリンピックを観て考えたことを深められるかなと思い、この本を読んでみることに。
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ドネラ・H・メドウズ
「複雑なことをだれにでもわかりやすく伝えること」「物事を広い視野で見通し、その本質を読み解くこと」に長けた、研究者、ジャーナリスト。1971年発表の『成長の限界』では主執筆者として、限りある地球の人口と経済成長のダイナミクスを一般の人々に向けて解説し、37カ国翻訳のベストセラーに。また、『世界がもし100人の村だったら』の原案となったコラムを執筆。
本書のポイント
・複雑なことを紐解く、物事を大局的にとらえる…ドネラ・メドウズが自身の思考法(=システム思考)を全公開。
・テレビや新聞で目にする「出来事」に一喜一憂するのではなく、大きな趨勢(システム)の一角として捉える。
・出来事の裏側にある「構造」や「挙動」、人間の「メンタルモデル(前提・思い込み)」を読み解く。
・本質的な変化をもたらす「真の解決策」を導き出す。
だそうです。
最近読書量がめっきり落ちているので、読了できるかちと不安ですが💦
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