元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

「本屋は楽しくなくてはだめだ」

2007年09月03日 | 経営
最近、都市部を中心に大規模書店の進出が目立つようになりました。
その大規模書店の中でも元気なのが、ジュンク堂。日経ビジネスオンラインに”書店革命に挑む不思議な魅力の人”という連載があります。ジュンク堂のオープン、それは波乱のスタートだったようです。
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ジュンク堂

福岡天神にジュンク堂書店があります。
店頭には、売れ筋の単行本、豪華本、新書、文庫が背の高い書棚にたくさん並べられています。
私のような<何か面白い本は無いかな?>という人には、この店頭はたまらなく魅力的です。
この店、元気です。

書店革命に挑む不思議な魅力の人

お父さんが経営する卸会社「キクヤ図書販売」から独立した工藤恭孝さんが、神戸三宮に343坪の大型書店「ジュンク堂」が開店したのは、1976年の12月24日。
”平均30坪の書店が主流の時代に100坪以上の書店を作り、そこに専門書を置く”。そんな漠然としたイメージを抱きながらのスタートでした。

社長の工藤さん、実は経営は素人でした。そればかりか、集めた社員6人も書店での勤務は皆無。手探りのスタートだったわけです。
実際、店に書棚を入れる際、業者から『図面を見せてください』と言われて、『初めて店を作るには図面がいるんだ』と気づくくらいの素人だったのです。

『店頭に、一番売れる週刊誌を置こう』ということで大量に週刊誌を置きますが、全く売れない。
週刊誌ばかりか、書籍も売れない。書店は1日1坪1万円の売上が必要だそうです。343坪だと月1億円の売上が必要なのに、実績はその6割しか行かない。
店内の動線が悪いということで改装。これでさらに出費。
資金3000万円も瞬く間に底をついてしまいます。
『これじゃ倒産だ。紀伊国屋さんに頭を下げて教えてもらおう・・・』。

社長の工藤さんが紀伊国屋梅田店の店長を尋ねると、こう聞かれたそうです。
「店頭には何を置いているの?」
『週刊誌を大量に積んでいます』
「君は週刊誌を買うたことがあるんか? コンビニで買える週刊誌を、わざわざ地下1階まで買いに来る人はおらんやろ」
この紀伊国屋の店長さん、経営者の田辺茂一さんにこう言われたそうです。
” 本屋は楽しくなくてはだめだ”

そこから工藤さんのお客様視点に立った書店革命がスタートするわけです。
ワクワクしますよ!

◆元気な書店

活字離れが進んでいると言われています。
そんな中でジュンク堂のような元気な書店に出会うと嬉しくなりますよ。
このブログでも以前、2つの書店について書きました。
頑張れ書店! ですね。

「中学生はこれを読め」で新たな市場が

書店のすすめ


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21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たか)
2007-09-03 09:26:34
こんにちは。

大阪の堂島に西日本最大級の書店(今は違うかも知れません)、ジュンク堂書店があります。

僕は税務・財務関連の書籍を買う時は、見ながら探せるジュンク堂書店に行きます。

他の書店に比べると専門書が充実していると思います。


家の近所にジュンク堂書店があれば、休日は一日中居てるかも知れません・・・。
返信する
朝のニュースで・・ (acb)
2007-09-03 10:18:18
 NHKの朝のニュースに「特報最前線」というコーナーがあって街ではやっているものを紹介しています。
たまたまでしょうが・・今日のテーマは本でした。
巨大な倉庫に常時30万冊の本を持つ書店?
お客様の注文にも3日程度で答えています。
今までは直接出版社に依頼したため 2週間以上もかかっていたのだとか・・・
売れ筋も出荷状況からすぐ分かり店頭にはフレッシュな本が並びます
これを本屋さんが共有して使ったら・・・なんて考えちゃいましたけど これで店頭で面白そうな本を見つける楽しみが復活するかもしれないって期待していますよ。
返信する
Unknown (けんちゃん先生)
2007-09-03 11:25:48
こんにちわ。

ジュンク堂のサクセスストーリーは、確かテレビの何かの番組で見たことがあり、大変感心したことを覚えています。
「本屋」という一つのカテゴリーを見た時にも、様々なアプローチ方法があるのだなと・・・。しかもジュンク堂は「狙った」のではなく、「顧客のニーズに答えた結果」というところに恐れ入ります。
私ももっともっと頑張ろう!

応援クリックしていきますね。
返信する
私も本屋が大好きです (ポレポレとうさん)
2007-09-03 12:47:04
ジュンク堂は東京でも元気があります。
お店に入って楽しい本屋さんのひとつですよね。

私も本が大好きで色々な本屋さんを覗くのですが、
YHさんが書かれていたように楽しい本屋さんにあたると、
とても嬉しい気分になります。
東京駅の近くにある丸善本店も、
窓際に座ってゆっくりと本を読める楽しい本屋さんですよ。

私は本自体が大好きですので、
本屋さんの店頭で雑に雑誌をめくっている人を見ると、
「買えよな」と後ろから頭を叩きたくなります
ポチッ
返信する
カズ (Unknown)
2007-09-03 20:05:28
関西に行くとよく立ちよる本屋さんです。

お店がわくわくするし探してる本(芸術分野多し…)が、ぜかあるんですよね!

今は近くに無いんですよ。
返信する
たかさんコメントありがとうございます! (YH)
2007-09-03 21:33:44
たかさんも、利用されるのですね。
ジュンク堂は、専門書が豊富ですよね。
背の高い本棚に、沢山、陳列されています。
まるで図書館のようです。
返信する
acbさんコメントありがとうございます! (YH)
2007-09-03 21:35:46
30万冊ですか? アマゾンをイメージしながら読みましたが、違うようですね。
小さな書店は、特徴を活かさないと苦しい時代ですね。
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けんちゃん先生コメントありがとうございます! (YH)
2007-09-03 21:36:54
テレビでも紹介されているのですね。
これからも、顧客視点のジュンク堂の動きに注目ですよね!
返信する
ポレポレとうさんコメントありがとうございます! (YH)
2007-09-03 21:37:48
丸善本店、懐かしいです。
私もよく利用しましたよ。雰囲気がいいんですよね!
返信する
カズさんコメントありがとうございます! (YH)
2007-09-03 21:38:39
ジュンク堂は芸術関係の本も豊富なんですね。
なるほど、重宝な書店ですよね!
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