社交界のイメージがわかない

高校の頃の仲良し・A君の口癖に、「将来は、出世して社交界にデビューする」というのがありました。

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◆将来は

高校の頃の仲良しA君の口癖は、
「将来は、出世して社交界にデビューする」。

いつもニコニコ顔で、周囲を笑わせるのが得意のA君は、「出世＝社交界」というイメージを持っていたようです。
A君は、仕事で出世することで、「上流」の方々とお付き合いする、それが自分の「将来のあるべき姿」と考えていた節があります。

「へ～、社交界にデビューしたら、オレも呼んでくれ」
とYHは、調子を合わせていました。（笑）
でも社交界がどんな世界かは、全然分かっていなかったし、今も、分かりません。


高校卒業後、そのA君とは一度も会う機会がありません。
「福祉施設で働いているらしい」という風の便りを２～３度聞いただけ。

多分、社交界とは縁のない、フツウの幸せな人生を歩んでいると想像しております。

	わたくしが旅から学んだこと 80過ぎても「世界の旅」は継続中ですのよ！
	小学館

◆社交界をイメージすると

書店で、兼高かおるさんの『わたくしが旅から学んだこと 80過ぎても「世界の旅」は継続中ですのよ!』とい本を手に取りました。


兼高かおるさんは、30年間にも及ぶテレビ番組「兼高かおる世界の旅」で、世界中を旅していました。
海外旅行は「夢のまた夢」の時代に、パンナムに乗って欧州・米国・アフリカ・南米など世界中を旅し、テレビで紹介していましたね。


本をパラパラとめくると、たくさんの写真が目に飛び込んできました。
その写真を見ながら、子供の頃観たテレビの数々のシーンが思い浮かびました。

・アフリカの大草原をジープで走るシーン。
・ビシッとしたスーツ姿で英国王室に、インタビューする様子。
・優雅にドレスを着こなし、社交ダンスを楽しむ姿。
どの兼高かおるさんも、素敵です。
上品な言葉使いも、魅力的でしたね。


兼高さんの欧州での社交ダンスの様子が頭に浮かんだとき、
「A君が言っていた『社交界にデビュー』というのは、こういう世界のことを言っていたのかもしれない」
と、答えがわかったような気分になりました。


いつかA君と再開し
「Aが言っていた『社交界』って、どんなん？」
と聞いてみようと思います。


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