イギリスと薩摩の戦いは、４時間戦争 だった

幕末、それまで尊皇攘夷を声高に主張していた薩摩藩。しかしそれは無謀なことだと知った戦、それが薩英戦争でした。以降、薩摩藩は倒幕、開国へと進みます。
その薩英戦争って、わずか４時間の戦いだったそうです。ご存知でした？
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◆教科書では

1863年、横浜・生麦でおきた生麦事件。
江戸から京都に向かう途中であった薩摩藩・島津久光の行列にイギリス人4人が横切り、これを無礼とみた薩摩藩士が彼らを殺傷。
イギリス政府は、この賠償と犯人の処刑を要求し、拒否した薩摩藩との間で1863年に戦争がおこった。

教科書にはそんなふうに書かれているのではないでしょうか。


木が茂っているところが砲台跡


市内にあった石橋をここに移転して保存しています

◆砲台跡

このあたりは、市街地にあった石橋を移転、保存するなど石橋記念公園として整備されています。
ちなみにこの石橋は、天保年間（１８３０年代）に、薩摩藩５００万両の借金を清算した家老・調所広郷が作らせたものです。
甲突川にかけられた５つの石橋の中の一つを、ここに移設し、保存しているんです。

広い芝生に敷物を敷いて、弁当を楽しんでいる家族がたくさんいます。
市民の憩いの場所なんですね。

砲台跡といっても、昔の砲台の面影は全くないのですが、石碑を読むと140年前の血気盛んな薩摩藩士の雄たけびが聞こえてきそうな気になります。
でも戦争はわずか４時間。
イギリス軍の市街地への攻撃と、アームストロング砲の威力にわずか4時間で終戦となったようです。
以降、薩摩藩はイギリスと手を組み、武器を購入し、技術を移転し、倒幕へと力を蓄えるわけです。

遠い昔が蘇りますね！


ここから、鹿児島湾に浮かぶ黒船に砲撃したんですね


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