それぞれのヒーロー

ラジオの投稿で、「私のヒーローは野茂英雄さんです」という話が紹介されていました。そのころ野茂投手は、確かにヒーローでした。
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◆ヒーロー

ラジオへの投稿は、こんな中身でした。

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幼い子供を連れ、アメリカ南部の都市に移り住んだワタシ。

その町は、白人とメキシコ系、黒人の町で、日本人はおろかアジア人も住んでいませんでした。
話し相手もなく、つらい日々。

「早く日本に帰りたい・・・」。
と落ち込む日々でした。

そんな時、ある日本人が大リーグで大活躍を始めました。
鮮烈なデビューを果たすと、オールスター戦にも出場し、ノーヒットノーランも記録。

彼の名前は野茂英雄投手。

落ち込み、ふさぎこんだワタシは、野茂投手の活躍を見るたびに涙がこぼれ、感動し、勇気がわいてきました。
やがて町の人たちも、
「ノモと同じ日本人かい？　ノモはすごいぜ！」
と声をかけてくれるようになりました。

野茂投手は、ワタシのヒーローです。
野茂投手への感謝の気持ちは、一生忘れません。
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◆元気がないとき

この女性の気持ち、よく分かります。

元気がないとき、自信がないとき、うまく行かずにふさぎこんでいる時・・・。
人は誰しもそんな時はあります。

そんな時、勇気づけてくれる人、元気を分けてくれる人は、正にその人にとってヒーロー、ヒロインですよね。
ちなみに野茂投手の名前は“英雄”。まさにヒーロー。

私も彼のアメリカでのデビューは、強烈に覚えています。


「きっと通用しないよ」
と言われて挑戦した大リーグ。

最初の登板で彼は、並み居る大リーグの打者を得意のフォークボールでばったばったとなぎ倒しました。
堂々たるマウンドでの振舞い。
キャッチャーのサインに小さくうなづき、個性的なフォームで次の球を投げる。
空振りするバッター。

家電店のテレビ売り場で観ていた私は、

「すごい！」

と思わず声を上げたのを覚えています。



先ほどのワタシさんの気持ちは、水泳の古橋広之進、プロレスの力道山に対する敗戦後間もない日本人の気持ちに似ているかもしれません。



あなたにとってのヒーロー、ヒロインは誰ですか？

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