東日本大震災から7年が過ぎました。その時、福島第一原発で何が起こり、所員はどんな行動を取ったのでしょう。決死の行動に頭が下がります。
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■命運を賭けた5日間
・・・・・・・・・・・・・・・・・
2011年3月11日。
福島第一原発の電源が切れ、自家発電装置も津波で壊滅。
もし原発に事故が起これば、
「止める、冷やす、閉じ込める」
の順番で対応するのがマニュアル。
しかし大きな余震が続く中、電気が無く、内部がどうなっているのかも分からない。
先ずは、実際に内部に行き、被害状況を把握しなければならない。
それは、余震で建物が倒壊する恐れがあり、加えて被曝を覚悟しなければならない。
「班長のオレは行く。
若いもの、女性を除いて、行ける者はいるか?」
悲壮な覚悟で指示を出す管理職。
徐々に実態が明らかになる。
止めることも、冷やすこともできない。
「東日本全域が壊滅するかもしれない」
所長の吉田頭には、最悪のシナリオが浮かんだ。
現地を電撃訪問した管首相も悲壮な覚悟で、
「絶対に退散はできないぞ。
東日本が壊滅する」
と指示を飛ばす。
6000人の従業員のうち、71人が残った。
海外メディアから「FUKUSHIMA 50」と呼ばれた、決死隊だ。
未曾有の大事故に、解決策はあるのか・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
■目頭が熱くなりました
事故直後、福島正信さんが
「決死の覚悟で事態収拾に当たっている福島原発の従業員のみなさんに、ココロから声援を送る!」
と言っていたのを聞き、私YHもハッとしたのを覚えています。
「そうだ、東電を批判するだけでなく、死を覚悟で対応に当たっている職員にエールを送らなければ!」
と。
この本は、原発の是非を問うものではありません。
事故直後の福島原発の従業員や東電、政府の関係者を克明に描いたルポです。
死や被曝を覚悟で対応に当たった従業員の姿に、読みながら何度も頭が下がり、目頭が熱くなりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ようやく、横山から妻・恵への電話が通じた。
「生きてた!」
後は言葉にならない。
結婚当時、恵みは横山に聞いた。
「もし事故があったら、どうするの?」
「お前を連れて逃げる」
うそつき。
あなたはやっぱり、原発に残った。
そんなあなたを誇りに思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
あまりにもすさまじい事故と従業員の対応状況に、ふと映画を観ているような錯覚にも陥ります。
でもこれが現実だったんです。
そして今も、福島原発は解決していません・・・。
当時の所員のみなさんに、改めてお礼を言いたい気持ちです。
感動と恐怖の一冊です。
おススメです。
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![]() | 全電源喪失の記憶: 証言・福島第1原発 日本の命運を賭けた5日間 (新潮文庫) |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
■命運を賭けた5日間
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2011年3月11日。
福島第一原発の電源が切れ、自家発電装置も津波で壊滅。
もし原発に事故が起これば、
「止める、冷やす、閉じ込める」
の順番で対応するのがマニュアル。
しかし大きな余震が続く中、電気が無く、内部がどうなっているのかも分からない。
先ずは、実際に内部に行き、被害状況を把握しなければならない。
それは、余震で建物が倒壊する恐れがあり、加えて被曝を覚悟しなければならない。
「班長のオレは行く。
若いもの、女性を除いて、行ける者はいるか?」
悲壮な覚悟で指示を出す管理職。
徐々に実態が明らかになる。
止めることも、冷やすこともできない。
「東日本全域が壊滅するかもしれない」
所長の吉田頭には、最悪のシナリオが浮かんだ。
現地を電撃訪問した管首相も悲壮な覚悟で、
「絶対に退散はできないぞ。
東日本が壊滅する」
と指示を飛ばす。
6000人の従業員のうち、71人が残った。
海外メディアから「FUKUSHIMA 50」と呼ばれた、決死隊だ。
未曾有の大事故に、解決策はあるのか・・・。
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■目頭が熱くなりました
事故直後、福島正信さんが
「決死の覚悟で事態収拾に当たっている福島原発の従業員のみなさんに、ココロから声援を送る!」
と言っていたのを聞き、私YHもハッとしたのを覚えています。
「そうだ、東電を批判するだけでなく、死を覚悟で対応に当たっている職員にエールを送らなければ!」
と。
この本は、原発の是非を問うものではありません。
事故直後の福島原発の従業員や東電、政府の関係者を克明に描いたルポです。
死や被曝を覚悟で対応に当たった従業員の姿に、読みながら何度も頭が下がり、目頭が熱くなりました。
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ようやく、横山から妻・恵への電話が通じた。
「生きてた!」
後は言葉にならない。
結婚当時、恵みは横山に聞いた。
「もし事故があったら、どうするの?」
「お前を連れて逃げる」
うそつき。
あなたはやっぱり、原発に残った。
そんなあなたを誇りに思います。
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あまりにもすさまじい事故と従業員の対応状況に、ふと映画を観ているような錯覚にも陥ります。
でもこれが現実だったんです。
そして今も、福島原発は解決していません・・・。
当時の所員のみなさんに、改めてお礼を言いたい気持ちです。
感動と恐怖の一冊です。
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所員の懸命の働きがあったことは、断片的にしか知りませんでしたが、壮絶な戦いがあったのでしょうね。
何が一番良いのかが問われる問題ですよね。
知らなかった勇気と責任感ある人々の行動が
あったのですね。
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そもそも原発というものは。火力、水力に比べて「本当に安いのか」という基本的疑問が頭から出ていきません。国策とはいえ、あんな事故起こして住民避難して、その賠償を払って、盛り土などの土木工事、事故の処理。効果があるのかないのかわからない凍土壁・・・まだまだあるでしょう。それでも安く発電できるのが不思議。
その道に命を賭ける者たちの、決死の行動ですね。
引用されている、横山さんと恵さんのやりとり。
このわずか9行を読むだけで、目頭が熱くなりました。
ぜひぜひ読んでみたいです!
まだまだフクシマのことは何も終わっていないんですよね。3.11前後は現状を知る機会もメディアでありましたが、やはり日に日にその話題は少なくなっていきます。
このようにできごとを多角的にとらえることの大切さ。学ばなくてはなりません。