沢木耕太郎さんの最新作は、780ページの大作。中国大陸は、恐ろしく広い!
■7年に亘る旅
密偵として訓練を受けた西川一三は、内蒙古のラマ僧に扮して中国大陸の奥深くを旅する。
満州〜中央部〜チベット〜インド〜ネパール・・・。
砂漠、4000m以上の山々、行く手を拒む急流・大河。
しかもあちらこちらに盗賊がいる。
僅かな食糧を抱え、ひたすら歩く。
時には何日も、寝るところはもちろん、食料や燃料も手に入らない過酷な行程。
1945年。 西川は、日本が負けたという噂を耳にする。
やがて旅は、密偵という使命から、
「チベットやインドをこの目で見てみたい」
とい う気持ちに変わる。
旅が7年に及んだ時、突然、西川の旅が終わる・・・。
■広い!
780ページに亘る大著です。
前後100ページは、沢木さんの西川さんとその家族への取材の様子などが書かれていますが、680ページはひたすら過酷な旅、旅、旅を描いています。
「中国は、めちゃめちゃ広い!」
と感じます。
■チベット、新彊(しんきょう)
この当時は独立国として、自由に生きていた国々。
今は中国のの配下になり、きな臭いニュースが報じられていますね。
そのことを思うと、胸が痛くなります・・・。
改めて中国大陸の広さを感じた一冊でした!
■追伸
先日、沢木耕太郎さんがNHKの「クローズアップ現代」に出演していました。
大作を書き終えた満足感に浸った、いい顔をしていました。
彼は今、74歳。
これからも旅にまつわるルポを期待したいです!
沢木さん、まだまだ頑張っているんですね。
非常にスケールの大きな小説のようですね。
読むのもエネルギーがいりますね。
中国・蒙古・インドを徒歩で7年の旅!
現在、ギックリ腰のワタクシには考えも及びません・・・
たぶん、今夜はその辺りをぴゅ〜と旅をするのかなぁ〜と
何時間くらいかかるんでしょう、長時間座ったままだとキツそうなので、腰にホッカイロを貼って家を出発しました♪
金属探知機、大丈夫かしら・・・(笑)
中国って広いと思います。中国人たちと仕事したことあるけど、なんだかみんながバラバラなんですよね。
地域によって言葉もちがうし多分風習とか外国みたいにちがうんじゃないかしらね。
面白そうな本さすが沢木さんですね♪
「深夜特急」の印象が強いなあ。夢中で読みました。
バックパッカーのバイブルなどと言われてましたね。
憧れましたが実行は僕にはとても無理でしたね。
沢木氏は74歳になりますか。
60歳を過ぎてから老眼になり、元々本を読むのが苦手だったのが余計に読書の機会がめっきり減ってしまいました。
それにしても780ページを読破されることが凄いです。
上海に中国工場があり、以前はよく中国に行きましたが本当に広いです。
行きましたが窓から見る中国は広かったです。
ちょっとスケールは違うのですが、こちらの方だと静岡県。西の方だと広島から山口など、東西に広い県を移動するとき、神奈川は狭いんだなっていうことを実感するのです。
福岡も小倉から大牟田方面だとかなりの距離になりますね??