元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

誰にも、小さくても輝き続ける星がいる  【原田マハ著 星がひとつほしいとの祈り】

2013年11月12日 | 原田マハ
特急列車の車中で読みました。誰にも、輝き続ける星のような人がいるものです。

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星がひとつほしいとの祈り (実業之日本社文庫)
実業之日本社



◆7つの小さく輝く星

7つの短編が収められています。
原田マハさんのいやらしくない文章が、小さな感動を生みます。


・・・・・・・・・・・・・・・
《星がひとつほしいとの祈り》

35歳のコピーライター文香は、出張先の道後温泉の宿で出前マッサージをたのんだ。
約束より遅れて部屋にやってきたのは、小さな老婆だった。

標準語を話す老婆に、何気なく話しかけると、老婆はこんな話を始めた。

目が不自由な私は、しかし貴族院議員の父から何不自由なく育てられた。
3歳になると、側使え女中として10歳のヨネが雇われ、学生家庭教師も雇われた。

家庭教師にほのかな恋心を抱きながらも、彼は徴集され、東京への空襲は激しさを増していく・・・。
そんな時私は、ヨネに設定された一夜で、家庭教師の子をみごもってしまう。
厳格な父に知られてはならない・・・。
ヨネは
「疎開ということで、私の実家(愛媛)に参りましょう」
と私を誘ってくれた。
・・・・・・・・・・・・・・・

短編ですが、グイグイ引き込まれる展開です。
原田マハさん、さすがです。


◆おっ!

第2話に「夜明けまで」という作品がありました。

読み進めていると・・・。
あっ、「夜明けまで」の「夜明」は、私のふるさと大分県日田市夜明町じゃないですか!

その昔、「幸福駅」という北海道の駅の切符が大人気になりました。
当時、人気ランキング上位に「夜明駅」の入場券というのもあったんです。
「夜明」の響きが、明るい未来を予感させるものということで人気でした。

実際の夜明駅は、片田舎の普通の無人駅ですけどね。

原田さんが、その夜明が舞台にした小説を書いていたんですね!
ちょっぴり親近感を感じました〜。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (溶射屋)
2013-11-12 06:01:48
元単身赴任のYHさん

おはようございます!

昔「幸福駅」というのありましたね~。

夜明駅は知りませんでした。

YHさんお薦めの本、購入したいと思います。

ポチッ!
返信する
Unknown (通勤ウォーカー)
2013-11-12 07:44:22
おはようございます。

お!原田マハさんの短編ですか!
絶対に読みます!
返信する
おはようございます (タッキー)
2013-11-12 07:54:37
なんだかドキドキしちゃう内容ですね!

YHさんの故郷は夜明って町なんですか
夜明けといえば、島崎藤村の「夜明け前」が思い浮かぶ信州の山猿です

返信する
Unknown (イヴォンヌ)
2013-11-12 19:21:50
原田マハさんって名前がめずらしくって印象にあります。
なかなかおもしろそうなお話ですね♪
返信する
Unknown (にっしー)
2013-11-12 22:38:05
こんばんは(´・ω・`)

過去にもそんな時代があったということに目をそむけないでいかないといけませんね。
返信する

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