チベット人による日本人の幸せ再確認 【バイマーヤンジン著 こんにちはバイマーヤンジンです。】

何もないけど親に感謝するチベット人。なんでもあるけど親に感謝しない日本人。ハッとさせられる話です。

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	こんにちはバイマーヤンジンです
	致知出版社

◆ユーモアのある頑張り屋さん

この本は、大阪の男性と結婚したチベット女性歌手のバイマーヤンジンさんの講演録。
何もないけど家族を大切にする素敵なチベット人のお話に、感動しました。


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四川省・成都から、順調ならバスで２時間で行けるバイマーヤンジンさんの村。
小学校への進学率は40％。
字が読めない人が多い上、漢民族からは強烈な差別を受けている。

小学校に上がれなかった兄の援助で、高校に進んだヤンジンさん。
夜中は猛烈な匂いのするトイレで深夜まで勉強した。
そのかいあって音楽大学に進学し、声楽家の道を歩む。

チベット人に冷たい人が多い中、「チベットは素晴らしいところですね！」と言ってくれた日本人がいた。
「私はその一言にまいって、日本に付いてきました（笑）」


日本には何もかも揃っている。
夕方「ピー」となるからびっくりしたら、義母が「ご飯が炊けた」と教えてくれた。
さらに「ピー」の音にびっくりすると今度は、「風呂が湧いた」と教えられビックリ仰天。
四季があって電化製品があって平和な日本は、チベット人がイメージする「天国」だと思った。
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私YHが書くと、深刻な内容に聞こえてしまうかもしれませんが（笑）、バイマーヤンジンさんの話はユーモアたっぷり。とても面白いんです。


◆感謝

日本の学校で講演すると、体育館に寝そべった不良がいる。
女子大で講演すると、ぺちゃくちゃ無駄話ばかりしている学生がいる。
小学生に「幸せ？」と聞くと、「別に・・・」としらけた児童がいる。

こういう子供たちにヤンジンさんは厳しいんです。
きっちり叱るんです。

親と喧嘩した夫にも、厳しいんです。

「自分の親と国と民族に感謝し誇りを持たなくてどうするんや！」
と。


ヤンジンさんの話はとても面白いです。
と同時に、私たちは今の環境に感謝しなくちゃいけないと思うのです。


オススメです。


◆追伸

チベットと日本の違いは「教育の有無」と感じたヤンジンさんは、チベットに小学校をたくさん建てています。この本の売上も、学校建設に充てるそうです。
＜私はこの本を図書館で借りて読みました・・・。ゴメンナサイ＞

バイマーヤンジンさんのホームページ


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