柚月裕子さんの最新小説です。今回は、先進医療がテーマです。
■ミカエルの鼓動
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北海道の大病院の心臓外科医・西城は、手術支援ロボット・ミカエルを活用し、数々の難しい手術を成功させている。
しかし難病の少年の治療方法を巡っては、従来の開胸手術ではピカイチの腕を持つドイツ帰りの医師と衝突する。
ミカエルか、それとも従来の術式か。
これまで西城とミカエル手術を支援してきた院長は、
「患者が決めたらいい」
と冷たい態度をとる。
そんな中、ミカエル手術の第一人者の西城を慕っていた広島の若手医師が自殺する。
ミカエルの周囲で、何かが起こっている。
難病の少年のミカエルによる手術が始まった。
順調に進む中、突然、ミカエルの動きがおかしくなる。
手術は成功するのか。
ロボット手術はこの先も、医療の最先端となり得るのか・・・。
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■手術支援ロボット
ロボットを使った手術が、日本でも進んでいるようです。
私が以前聞いたのは、ダ・ヴィンチという手術ロボット。
これを使うとヒューマンエラーを防ぐことができる上、細部の治療もやりやすいそうです。
でもロボットは、結局は機械。
不具合も想定できるなと、この小説を読んで感じました。
■柚月裕子
小説教室で学んで、小説を書き始めた柚月裕子さん。
舞台は、裁判所、検事、刑事、暴力団・・・。
それぞれの舞台を、詳細な描写で主人公を描きます。
今度は大病院が舞台。
この方の小説は本当に面白いです。
次作も楽しみです〜
こんにちは!
>この方の小説は本当に面白いです。
そうなんですね・・・・。
買います(^.^)
ロボット治療進むといいですが、機械の故障はこわいですね~
ニューマンエラーを防ぐことはできますが怖いですね
こどものころ見たロボットが人間社会を制圧するアニメのキャシャーンを思い出してしまいます。
この作家さんは知りません。
ロボットによる手術、進歩しているそうですね。
人間かロボットか、微妙な問題ですね。
「2001年宇宙の旅」だったかな。
でも、この小説の場合はロボットに悪意はないんだろうなあ。
人間同士の葛藤みたいですね。
人間のヒューマンエラーと機械のマシントラブル、きっとたぶん、滅多な事では同時には起こらないとは思いますが、絶対と言う事はない訳で・・・
高性能な機械と、その機械に精通した技術者と、万が一の対応できる職人とが三位一体で・・・ででで
こちら信州伊那谷では、久しぶりにしっかり雪が降りました、ABSとかもいいんですけれど、やっぱ人間ABSが身体に染み込んでいまして、ついポンピングブレーキをしてしまいます(笑)
介護の分野でもITの導入は始まっています。あまりいい印象を持たれないことが多いですが、直接的な介護だけではなく、センサー等でトイレ介助の時間帯等をアナウンスをしてくれたりもします。
人の手との共存がうまく進むことを期待したいですね!