元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

ロボットだから不具合もある得る 【柚月裕子著 ミカエルの鼓動】

2022年02月09日 | 柚月裕子

柚月裕子さんの最新小説です。今回は、先進医療がテーマです。

 

 

■ミカエルの鼓動

・・・・・・・・・・・

北海道の大病院の心臓外科医・西城は、手術支援ロボット・ミカエルを活用し、数々の難しい手術を成功させている。

しかし難病の少年の治療方法を巡っては、従来の開胸手術ではピカイチの腕を持つドイツ帰りの医師と衝突する。

ミカエルか、それとも従来の術式か。

 

これまで西城とミカエル手術を支援してきた院長は、

「患者が決めたらいい」

と冷たい態度をとる。

そんな中、ミカエル手術の第一人者の西城を慕っていた広島の若手医師が自殺する。

 

ミカエルの周囲で、何かが起こっている。

 

難病の少年のミカエルによる手術が始まった。

順調に進む中、突然、ミカエルの動きがおかしくなる。

手術は成功するのか。

ロボット手術はこの先も、医療の最先端となり得るのか・・・。

・・・・・・・・・・・

 

■手術支援ロボット

ロボットを使った手術が、日本でも進んでいるようです。

私が以前聞いたのは、ダ・ヴィンチという手術ロボット。

これを使うとヒューマンエラーを防ぐことができる上、細部の治療もやりやすいそうです。

でもロボットは、結局は機械。

不具合も想定できるなと、この小説を読んで感じました。

 

■柚月裕子

小説教室で学んで、小説を書き始めた柚月裕子さん。

舞台は、裁判所、検事、刑事、暴力団・・・。

それぞれの舞台を、詳細な描写で主人公を描きます。

今度は大病院が舞台。

この方の小説は本当に面白いです。

 

次作も楽しみです〜


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (溶射屋)
2022-02-09 11:05:21
元単身赴任のYHさん

こんにちは!

>この方の小説は本当に面白いです。

そうなんですね・・・・。

買います(^.^)
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Unknown (イヴォンヌ)
2022-02-09 21:44:12
小説教室で学んで書いているという柚月さん。すごいですね~そしていろいろな分野が舞台であるっていう事はどうやって調べるんでしょうね?実体験ではないとなるとかなり詳細にどうやって調べるのか気になっちゃいます(-。-)y-゜゜゜

ロボット治療進むといいですが、機械の故障はこわいですね~
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Unknown (住まいづくりコラム)
2022-02-09 21:53:25
先端医療はロボットですか
ニューマンエラーを防ぐことはできますが怖いですね
こどものころ見たロボットが人間社会を制圧するアニメのキャシャーンを思い出してしまいます。
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Unknown (chiro)
2022-02-10 17:46:51
こんにちは。
この作家さんは知りません。
ロボットによる手術、進歩しているそうですね。
人間かロボットか、微妙な問題ですね。
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Unknown (みかん農家)
2022-02-10 22:48:41
ロボットの治療も出来てるのですね。
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Unknown (小肥り)
2022-02-11 16:12:44
最先端のロボットが暴走して、人と対立する・・・という構図はなにかあったなあ。
「2001年宇宙の旅」だったかな。
でも、この小説の場合はロボットに悪意はないんだろうなあ。
人間同士の葛藤みたいですね。
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Unknown (たっきー)
2022-02-12 09:49:03
おはようございます

人間のヒューマンエラーと機械のマシントラブル、きっとたぶん、滅多な事では同時には起こらないとは思いますが、絶対と言う事はない訳で・・・

高性能な機械と、その機械に精通した技術者と、万が一の対応できる職人とが三位一体で・・・ででで

こちら信州伊那谷では、久しぶりにしっかり雪が降りました、ABSとかもいいんですけれど、やっぱ人間ABSが身体に染み込んでいまして、ついポンピングブレーキをしてしまいます(笑)
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Unknown (にっしー)
2022-02-12 10:08:54
おはようございます。

介護の分野でもITの導入は始まっています。あまりいい印象を持たれないことが多いですが、直接的な介護だけではなく、センサー等でトイレ介助の時間帯等をアナウンスをしてくれたりもします。

人の手との共存がうまく進むことを期待したいですね!
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