戦国時代を舞台にした本格的な時代小説です。しかもミステリ。この小説、面白いです!
■黒牢城
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織田信長に反旗を翻した荒木村重は、数千の兵とともに有岡城に立て籠っている。
信長の命を受けた黒田官兵衛は、村重の懐柔を図るが、とらえられ土牢に閉じ込められる。
有岡城は、周囲を織田軍に囲まれ、頼みの毛利軍も援軍に来る気配がなく、城内には織田の間者もいて、徐々に不穏な空気に包まれる。
そんなある日、人質が何者かによって殺された。
明智光秀への密使・無辺も、何者かに殺された。
犯人は城内にいるはずだが、分からない。
村重は、土牢の黒田官兵衛に、それとなく事情を話すと、彼は犯人のヒントを口にする。
犯人は誰か。
この城は、いつまでもつのか。
毛利の援軍は来るのか・・・。
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■傑作
約500ページの大作です。
冒頭、黒田官兵衛と荒木村重の対峙が、重々しく続くので、
「ちょっと重いな。読むの、やめようかな」
と思いましましたが、読み進めるうちに、ページをめくるのがもどかしいほどに、ストーリーが展開します。
本格的な時代小説なのに、本格的なミステリ。
この小説、傑作です。
面白かった~
栞がいつまでも同じページにある。
一ページ読むのに丸一日かかる。同じページを何度も読む。
困ったことです。昔はね、
大冊であろうがアッと言う間に読んだんだけどねえ。
読んでみたいです♪
こういうストーリーに触れるとお城へ行きたくなりますよ。小倉城に唐津城に島原城に熊本城・・・。九州北部、はい、行きたいのです(笑)
私など、何カ月も前に久しぶりに本を買ったものの、途中で挫折したまま何カ月もほったらかし状態です・・・
最近は新聞を流し読みくらいはするようになりましたが、ホントに紙媒体のモノを読むことが減ってしまいました