元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

不平不満を言えるということは、余裕があるということ

2016年11月20日 | 感動
1ヶ月ほど前の「みやざき中央新聞」の社説に掲載されていた話が、未だに頭から離れません。

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■頭から離れない話

10月27日のみやざき中央新聞の社説が、頭から離れません。
北九州市にある金剛寺というお寺の住職さんが書かれた話を紹介していた社説です。

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和尚には、今でも脳裏に焼きついて離れない葬儀の場面がある。

遺族席には、10歳の長女、8歳の次女、5歳の長男だけが座っていた。
3人には、こんな事情があった。

住んでいた家が、道路の拡張工事で立ち退くことになり、二千数百万円の立ち退き料が払われた。
ところがその金を持って、父親が消えた。
残された母親と3人の子供は、行くところもなく畑の農機具小屋に身を寄せた。
電気も水道もない。
こんなところに子供を置いておけないと、母親は3人の子供を遠方の施設に預け、自分だけが残った。
その後母親は、糖尿病を悪化させ、治療を受けることもなくこの世を去った。

和尚は、3人の子供に
「強く生きていきなさいよ」
としか言えなかった。
その後も3人は、法要などで定期的に寺を訪れた。
あるとき抽選会があり、長男に1等賞が当たった。
長男は賞品を和尚に見せながら
「これ、お母ちゃんがくれたんでしょう?」

6年が過ぎ、長女は16歳になった。
幼い妹と弟を養わなければならない長女は、進学せず就職した。
長女はこう言った。
「大人の世界に入って思ったことがあります。
不平不満や文句を言える人は、幸せな人だと思います。
私には、そんな不平不満を言う暇はありません」

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■不平不満が言えるということは

子供を粗末にする悲惨な事件が、連日報道されています。
世界に目を向ければ、生きていくことさ難しい子供達がたくさんいます。

不平不満を言えるというのは、それだけで生きている証、どん底じゃないんだと思います。


自宅に、ユニセフと国境なき医師団から、DMが届きました。
今年も、小額ですが寄付したいと思います。



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (イヴォンヌ)
2016-11-20 17:29:15
これは本当に私も思います。
私のところに来るお客さんの悩みも大抵は私より恵まれてるかも(笑)っと思えるものなんですよ~)^o^(
返信する
Unknown (溶射屋)
2016-11-21 05:19:21
元単身赴任のYHさん

おはようございます!

生かされていることに感謝するようにします。

でも不平不満を言う人は絶対にそうは思えないでしょうね。

ポチッ!


返信する
Unknown (阪南市テクノ森田)
2016-11-21 13:16:56
人間の欲望は天井知らずなので、幸せで不平不満が出ますよね
命の危険性が少なく、雨風夜露を凌げて3食食べられる
そんな状況の人は世界でも少数だと思います
まず自分の足元から見つめなおしたいです
返信する
Unknown (the salaryman)
2016-11-23 10:21:39
おはようございます。

じ~んとくるお話です。
その通りですね。
不平不満を口にする人ほど、自分では何もやっていないことがよくあるものです。

私には不平不満を言っている暇はありません・・・
肝に銘じておきたいことばです。
ありがとうございます。

返信する
Unknown (にっしー)
2016-11-23 19:58:58
こんばんは。

明日の朝、こちらは積雪の可能性もあるみたいです~ 一気に気温差がりすぎ!! でも、紅葉とともに降雪を見られるって前向きにとらえたいものですw

このことば重く受け止めたいものですね。そして、職場にはっておきたいとも思いました!!
返信する
Unknown (みのり)
2021-08-29 10:59:06
私はDV家庭で育ち、私と母はシェルターで生活した経験があります。その時、周囲の人々は私や母が父親から暴力を振るわれている事を薄々分かっていながら「そんな事どこの家庭にもある。あなた達が父親を立ててあげれば安全に暮らせる」と訴えを退けました。次第に母は無気力になり、暴力を振るわれない様大人しくしている処世術を身に着けました。私は学校を卒業し、実家を逃げる様に自活=一人暮らしをしました。5年後母に再会した時、母は自分の事を自分で決められなくなっていました。背中や腕に殴られた痣があったので外科医に連れていきましたが、医師に「階段で転んだ」と言いました。しかし医師はすぐに「診断書を書きますので、すぐに警察に被害届を出し、シェルターに避難しなさい」と離婚裁判の手順を教えて下さいました。医師曰く「虐待被害者は、今まで誰も助けてくれなかった経験から虐待されている事を隠します。何より怪我をしている本人が自分の意思で通院できなかった事が、その証拠です。大半は身内や支援者に無理やり連れて来られて受診しますので」と。
当事者が我慢し、周囲が無関心を装っても、プロの目は誤魔化せないのです。
不平不満が言える人は贅沢でも余裕がある訳でもありません。我慢する事で、自分の意思決定を諦めてしまうからです。
この長男の様に「誰も助けてくれなかった=孤立無援」を経験すると、世間に対して諦めと見切りを付け「どうせ何を訴えても無駄だ。自分なんか小さい存在だ」と無力感に苛まれて現状を受け入れる様になり、希望をいだかなくなります。
人生で一番怖いのは「見捨てられる事」。
そして見捨てられない為には、何度でも訴える事。世の中には「本人が何も言わないのだから大丈夫でしょ」と見てみぬ振りをする「事なかれ主義」の人もいますが、「何も言わないのではなく、言えない立場に立たされているのだ」と察して和尚さんの様に手を差し伸べる思慮深い方もいます。
私や母が今の生活を手に出来たのも、自分で意思決定する事を放棄せずに何度も訴え続けたからだと思います。
その後母は法テラスに繋がり民事裁判で勝訴、財産分与と慰謝料を得て公的福祉支援で自活出来る様になりました。自暴自棄になりかけた母を回復に導いて下さったケースワーカーさんや主治医には感謝しています。
これが虐待から逃れる事が出来た私が、経験で培った処世術です。
返信する
Unknown (みのり)
2021-08-29 11:16:32
「不平不満を言えるだけマシ、自分はもっと我慢している」というコメントが散見され、おぞましさを感じました。
我慢するのは自分自身が選択した事で、他人に我慢を強要するのはお門違いではないか。
辛い立場にある者同士が互いに抑圧して得をするのは誰でしょうか?客観的に考えたら分かりますが、問題の渦中にある人は「目の前の事に追われ考えている余裕がない」のでしょう。
我慢はあくまで応急処置でしかありません。
しかし早い段階で我慢させられている元凶と対峙し、我慢しなくても生活できる様に行動する方が長期的な人生設計が立てられます。
ここのコメントからも、余裕がない環境を強いられて不平不満を抱きながらも我慢せざるを得ないる人が多い事が分かります。
備えられた環境は人により違うし、それを受け入れるか拒絶するかも本人次第です。
「何故、自分は我慢しなければならないのか」「自分が我慢する事でこれから先の人生で何が得られるのか?」具体的に考えて行動する事が、自分の人生を主体的に生きる事ではないでしょうか。
返信する
Unknown (みのり)
2021-08-29 11:29:18
仏陀は釈迦族の王位継承者でありながら、自分が生きる意味を模索する為に家族と祖国を棄てました。
仏教の開祖自身が、与えられた境遇に我慢せず我が道を貫いた結果、悟りを得たのです。
俗世で修行中の我々俗物も、仏陀に習って我が道を貫いた方が人生にとって何が大切かが分かる様になると思います。
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