30年近く前に週刊誌に連載された「ミカドの肖像」。知っているようで知らない天皇について、膨大なエビデンスを元に論理を展開しています。
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◆西武線
YHは子供の頃、西武新宿線沿線に住んでいた時期がありました。
友人たちが、こんな話をしていました。
・運転士・車掌が、帽子のあごひもをあごにかけているのは西武だけ
・社食で食べ残すと、上司からひどく叱られる
・沿線の有力者は、西武に土地を売り、師弟を雇ってもらっているので、鉄道騒音問題は、表沙汰にできない
・莫大な利益があるのに、ほとんど税金を払っていないらしい
こういう話を聞くにつれ、「堤社長は社員に厳しい会社」「西武線沿線で絶大な力を持っている」と子供ながらに感じていました。
西武鉄道という会社は、「近いのに遠い存在」でした。
◆日本一の大地主
この本は、日本人が知っているようで実は知らない近代天皇像を、膨大な資料を元に800ページにわたり解説する力作です。
バブルの頃、西武の堤さんは「世界一の資産家」ともてはやされていました。
所有する土地の資産だけで、6兆円とも10兆円とも言われていましたね。
なぜ、そのように価値の高い土地をたくさん持っているのか。
この本を読んでよくわかりました。
終戦。
皇籍離脱をやむなくされた旧皇族がたくさんいました。
世間の常識とは遠いところで何不自由なく暮らしていたのに、一転、生活の糧は自分で得、しかも納税しなくてはいけない。
空襲の中でも、複数の電話を使いながら土地を買い求めていた堤康次郎。
「土地が購入できれば、ビジネスは99%成功したようなものだ」
そんな堤が終戦直後に目を付けたのが、旧皇族が所有する広大な土地と立派な邸宅。
各皇族の執事は、ご主人様の前途を心配する毎日。
堤は、旧皇族の執事に土地の売買を持ちかける。
買い取った土地は、わずかな頭金と毎年、利息だけを払い続ける。
旧皇族関係者を、国土グループで雇用する。
すると1億で買い取った土地は、20数年後に300億に化ける。
ほとんど金を使わずに、土地を購入できるわけです。
しかも関係者を雇用しているので、クレームもなし。
その土地の上に、プリンスホテルやゴルフ場を建設する。
読んでいて、「なるほど〜!」と感心してしまいました。
戦火の中でも土地を購入し続けるパワーと、巧みなビジネススタイル。
ビックリです。
この本は、明治以降の天皇の実像に迫る本。
とても興味深い本です。
でも800ページは、チト長いです・・・。
◆どうしたの?
猪瀬直樹さんの本は、興味深いものが多いです。
きちんと資料を研究し、話を論理的に組み立ていますので納得感が高い。
また彼は、道路公団など特殊法人に鋭い意見提起も行いましたね。
頭が切れる上に実行力もある人だな〜と思っていました。
でも最近、ニュースを賑わせていますね。
緻密な計算は、なさそうな話ですね。
志は高くても、政治にはびっくりするようなお金がかかるんですね・・・。
これが現実なのでしょうか・・・?
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ミカドの肖像 (小学館文庫) | |
小学館 |
◆西武線
YHは子供の頃、西武新宿線沿線に住んでいた時期がありました。
友人たちが、こんな話をしていました。
・運転士・車掌が、帽子のあごひもをあごにかけているのは西武だけ
・社食で食べ残すと、上司からひどく叱られる
・沿線の有力者は、西武に土地を売り、師弟を雇ってもらっているので、鉄道騒音問題は、表沙汰にできない
・莫大な利益があるのに、ほとんど税金を払っていないらしい
こういう話を聞くにつれ、「堤社長は社員に厳しい会社」「西武線沿線で絶大な力を持っている」と子供ながらに感じていました。
西武鉄道という会社は、「近いのに遠い存在」でした。
◆日本一の大地主
この本は、日本人が知っているようで実は知らない近代天皇像を、膨大な資料を元に800ページにわたり解説する力作です。
バブルの頃、西武の堤さんは「世界一の資産家」ともてはやされていました。
所有する土地の資産だけで、6兆円とも10兆円とも言われていましたね。
なぜ、そのように価値の高い土地をたくさん持っているのか。
この本を読んでよくわかりました。
終戦。
皇籍離脱をやむなくされた旧皇族がたくさんいました。
世間の常識とは遠いところで何不自由なく暮らしていたのに、一転、生活の糧は自分で得、しかも納税しなくてはいけない。
空襲の中でも、複数の電話を使いながら土地を買い求めていた堤康次郎。
「土地が購入できれば、ビジネスは99%成功したようなものだ」
そんな堤が終戦直後に目を付けたのが、旧皇族が所有する広大な土地と立派な邸宅。
各皇族の執事は、ご主人様の前途を心配する毎日。
堤は、旧皇族の執事に土地の売買を持ちかける。
買い取った土地は、わずかな頭金と毎年、利息だけを払い続ける。
旧皇族関係者を、国土グループで雇用する。
すると1億で買い取った土地は、20数年後に300億に化ける。
ほとんど金を使わずに、土地を購入できるわけです。
しかも関係者を雇用しているので、クレームもなし。
その土地の上に、プリンスホテルやゴルフ場を建設する。
読んでいて、「なるほど〜!」と感心してしまいました。
戦火の中でも土地を購入し続けるパワーと、巧みなビジネススタイル。
ビックリです。
この本は、明治以降の天皇の実像に迫る本。
とても興味深い本です。
でも800ページは、チト長いです・・・。
◆どうしたの?
猪瀬直樹さんの本は、興味深いものが多いです。
きちんと資料を研究し、話を論理的に組み立ていますので納得感が高い。
また彼は、道路公団など特殊法人に鋭い意見提起も行いましたね。
頭が切れる上に実行力もある人だな〜と思っていました。
でも最近、ニュースを賑わせていますね。
緻密な計算は、なさそうな話ですね。
志は高くても、政治にはびっくりするようなお金がかかるんですね・・・。
これが現実なのでしょうか・・・?
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800ベージですか!
でもYHさんのオススメなら!
こんにちは!
へ~、堤さんはそのようにして土地をたくさん買っていたのですねぇ・・・。
色々と勉強になります。
ポチッ!
ショートでもワクワクしますね
猪瀬さん、あの借用書ちょっと笑ってしまいました
あれ出したことで随分マイナスになりそう・・・
その辺のしたたかさがなかったですね
猪瀬さん、これが政治家の世界の常識なのかも?!
土地を売るなら、特急が停まる駅を作る・・・
そんな話しを聴いた事があるんです、西武線は便利でちょっお洒落・・・そんなイメージがあります
猪瀬さんはオリンピック招致に成功したと思ったら、今回の借用書問題、政治はお金がかかるのでしょうか。
堤さんの兄でセゾングループの堤さんが亡くなられましたが、堤康次郎さんの教育が有ったから兄弟とも立派な経営者になったのかも知れません。