元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

11月16日 インパクトを与える“数字”

2005年11月16日 | お役立ち情報
「東京ドームのバックネット下広告、ご検討願えませんか?」これ、私のとっておきの話題の一つです。最近、また「使える数字」を見つけました。

■ドーム広告

東京ドーム・バックネット下の広告、みなさんも見たことありますよね。
キャッチャーの後にある、「不老林」とか「マツキヨ」とか出ているあれです。
5年ほど前、前々職時代に勧誘を受けたんです。

「へー、いくらなの?」
「はい、定価3000万円ですが、今なら2500万円でOKです!」
「2500万円で、期間はどのくらい?」
「1試合2500万円です。1週間6試合のご契約方式なので、1億5000万円でOKです」
「1試合2500万円・・・! どうしてそんな金額なの」
「はい、巨人戦2時間の中継で、約1時間30分写りっぱなしです。CMより断然お得なんです」

すごいでしょ。この話を“つかみ”に使うと、ほとんどの方の目が開きます。

■1時間いくら?

前職のころ、事業計画説明会や社員研修で講義する際につかったネタです。

「みなさん、『派遣社員は1時間1500円ももらっているんだから、もっと仕事やらせないと』なんて会話していませんか? みなさんの時給はいくらか知っていますか?」

ここでプレゼン画面を「6000円」にスライド

「そう、みなさんは時給6000円です。6000円ですよ。毎時間6000円の利益を上げないと、この会社は立ち行かなくなるんです!」

未だに社員から
「あの話はインパクトがありますね」
とよく言われます。

■新ネタ

使えそうなネタを最近見つけました。

Q1:戦争シーンを想像してください。A軍は5人、B軍は3人。兵器は同じ。
さて、どちらが何人生き残るでしょう?

答:A軍は4人生き残り、B軍は全滅

Q2:空中戦。A軍100機、B軍25機の空中戦です。
どちらが何機残るでしょう?

答:A軍は87機残り、B軍は全滅

これは、第一次世界大戦を徹底的に分析したランチェスターの理論です。
これをビジネス戦略に応用した「ランチェスター戦略」が静かなブームです。

上記の話をビジネスに展開すると

・営業マンをたくさん抱えている会社は、絨毯営業で一気にシェア拡大すべき
・営業マンが少ない零細企業は、同じフィールドでは絶対負ける。特定の地域、特定の顧客層など、ターゲットを絞って小さいカテゴリー(局地戦)で№1シェアを目指すべき

となります。

太平洋戦争で、日本軍はガダルカナル奪還作戦を敢行しました。

・1次攻撃 2400人 ⇒全滅
・2次攻撃 6500人 ⇒全滅
・3次攻撃 15000人 ⇒ほぼ全滅
・4次攻撃 5000人 ⇒ほぼ全滅

結局29000人つぎ込んでほぼ全滅です。
対する米軍の兵力は22000人でした。

敵の情報収集が十分でなかったこともありますが、
日本軍がランチェスター理論を知っていたら、こんな小出しの攻撃はしなかったでしょう。

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