(前回の続き)
「生田緑地」の一郭にある 「桝形(ますがた)山」と呼ばれる丘陵地
紅葉した木々の下に 整備された石段が続く散策路を 結構 息を
切らしながら ちょっとした ハイキング気分で 上って行くと
「桝形城址」
「桝形城」は 鎌倉時代初期頃 源頼朝の重臣だった
この地の領主 稲毛三郎重成の 居城と 伝わっています
「桝形」の名は 山頂の 正方形に近い形に 因むと
山頂は ほぼ正方形の平地で 眺望がよく 四方は 削りとったような
断崖絶壁という 天然の要害をなしていたため この山城は その後の
時代も 北條早雲・今川氏親・武田信玄などに 利用されたようです
「桝形城址」碑
伊藤葦天の 句碑
「馬場あとも やかたのあとも 秋の風 」
戦国時代の度重なる戦で 幾度も 重要な拠点となった
往時の状況を偲んで 詠んだ句でしょうか
葦天(いてん)は 郷土の俳人だとか
エレベーターで 展望台に 上がってみましょう☆
360度 遠方まで見渡せる 素晴らしい眺め!
富士山・丹沢・秩父・筑波方面・東京・三浦半島・・etc.
城としての遺構などは 残っていませんが この眺望こそが
優れた山城であったことの 証しといえるでしょう
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