機微談語[きびだんご]

心の動きや物事の微妙な趣を徒然なるままに…。初めての方は注意事項もお読みください。

人日(じんじつ)の節句

2008-01-07 22:15:24 | ことば・行事
五節句(中国から伝えられた風習で、江戸時代に幕府が公的に
法制化した五つの祝日・行事)の一つ

皆さん、七草粥を食べましたか?
本来七草粥というのは、朝食べるものなのですが、
朝からそんなの作る暇はないというお宅が多いようですね。
大体、お昼や夜に食べているようです。

七草粥は「七種粥」とも書き、もとは中国から伝えられた風習のようです。
中国では、七日が一つの節目とされていて、七種の菜を
温かい汁物にして食べ、邪気を避ける習慣があったそうです。
それが日本に入ってきて、1月7日に食べると災いを避け、
長寿や富を得られると言い伝えられてきたようです


ところで、春の七草は言えますか?
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ

七草粥には、お正月のご馳走で疲れた胃腸を整える働きもあるそうです。

せり(芹)消化を助ける
なずな(薺・ペンペン草)視力・内臓の働きを良くする効果
ごぎょう(母子草)吐き気・痰に効果
はこべら(繁縷)歯茎の腫れ・利尿作用
ほとけのざ(仏の座)歯痛に効果
すずな(菘・かぶ)消化促進
すずしろ(清白・大根)胃・神経痛に効果

つまり、春の七草は胃腸を整える薬草でもあるのですね。

すごく美味しいと感じるものではありませんが、
食べ物で季節の趣を感じるのもいいものですよね
コメント (4)
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