2012-0613-man0628
万葉短歌0628 白髪生ふる0563
白髪生ふる ことは思はず をち水は
かにもかくにも 求めて行かむ 佐伯赤麻呂
0563 万葉短歌0628 ShuB546 2012-0613-man0628
□しらかおふる ことはおもはず をちみづは
かにもかくにも もとめてゆかむ
○佐伯赤麻呂(さへきの あかまろ)=未詳。題詞には「佐伯宿祢赤麻呂」。「宴席で道化役を演ずることで聞こえた歌人らしい。」
【編者注】題詞原文に、作者が和(こた)えた歌一首。
【訓注】白髪(しらか)。思はず(おもはず=不念)。をち水(をちみづ=変水)。かにもかくにも(鹿煮[字注]藻闕二毛)。
字注…「煮」の原文は「(冠)者+(脚)火」。